不思議発見

学生たちと地層見学

190911_01  わたしが学校のHPに載せた〈子どもたちとの地層見学の写真〉をきっかけに,今日,金沢大学の先生と学生たちが,珠洲の珪藻土と平床貝層の露頭が見える場所まで学習に来られた。せっかくなので,わたしも見学会に同行させてもらうことにした。
 が,しかし行ってみると,昨年のようなきれいな地層は見えず,露頭の前には削り取った土砂(ほとんどが珪藻土だった)がうずたかく積まれていて,とても観察しにくくなっていた。

190911_02  それでも,せっかく来たのだからと,その斜面を登って露頭をみる先生方はさすがだった。で,結果的には,飯塚珪藻土層と平床貝層の不整合面を見つけたようで,私自身もとても興奮してしまった。今まで,そこが不整合面だとは思っていなかったからだ。
 わたしが,以前,珪藻土の層だと思っていたのは,平床貝層の一部だったことが分かった。だから,このページの写真の解説は訂正する必要がある。珪藻土はもっと下にあることが分かった。平床貝層も結構熱いそうなんだな。きれいな海が分布しているのは,その上の方だということも教えてもらった。

190911_03_20190912054501  学生の中には,大きな牡蠣の化石を見つけ出した人もいて,これにもビックリした。この学生たちは,昔で言う「地学部」らしい。担当の先生は,「高校ではなかなか地学の勉強が行われていないので…」とおっしゃっていた。それでも,男女混合,これだけの学生がちゃんと来てくれるってのは,大学にとっても有り難いことですね。
 今回は,削り取った土砂がそのままで,地層見学しにくかったことについて,この場所を管理している建設会社の方も申し訳ながっていた。が,11月の地層見学に備えて,ちょっと整地してくださるようなので,ありがたい。

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道路の舗装工事

190908  今夏,家の前の融雪装置の交換で,ずっと道路工事が続いていた。夏の前半は雨が降らなかったので,それこそ,家の中まで砂埃だらけで毎日の掃除が大変だった。近所では,舗装する前の小石が飛んできてガラスが割れた家もあったらしい。
 その道路が,今日,やっと舗装された。宮で祭りの準備をしていると,専用の重機がやってきた。珍し物見たさに祭りの準備は一時中断。めずらしい重機の仕組みや,舗装をするときのテクニックをじっくり観察した。
190908_02  一寸ズリの舗装工事には,とても感心してしまう。それにしてもこの重機を考えた人はすごいなあ。道路の幅に合わせて調節出来るし,トラックからアスファルトを受け取るのも便利だし…。
 この運転をしていたのは,わたしの教え子だった。世の中狭い。というか,珠洲市は狭い。当たり前か。

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麒麟がくる

 来年の新しいNHK大河ドラマは「麒麟がくる」というタイトルらしい。主人公は明智光秀。これまでなんとなく裏切り者,卑怯者…のレッテルを貼られているような人物を,どのように描くのか,とても興味がある。
 そんで,ことしの地元祭礼の山車の人形のテーマは,この「明智光秀」にしようかと話がでているのだが,どのようにつくればいいのか,まだ思案中。で,この「麒麟がくる」の原作を読もうと思ったのだが,今回のドラマは書き下ろしらしくて,まだ,発行されていない。
 ま,一応,なんで麒麟なのか…ということだけでも,調べてみた。「仁政」を行った指導者の下には,この麒麟が降りてくるらしい。光秀は,仁のある支配者だったのだろうか。う~ん。
 ま,キリンビールの麒麟のマークでも上げとくか。

http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/tag/index.html?i=14252

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チームラボ(金沢21世紀美術館にて) 

190819  金沢21世紀美術館で開催されている「チームラボ」に行ってきた。わたしは,よく知らなかった。娘と神さんが,「行ってみたい」というので,急遽決定。入場料2200円は,高いか安いかは,ま,それぞれかな。娘は,ネットで当日券を予約し,セブンイレブンで受け取ってくれたので,チケット売り場に並ぶことなく,駐車場から直接,会場入りができた。さすが若者だ。
 ま,動く映像やボールなど,なんとなく神秘的な雰囲気の空間が作られていた。これも芸術なんだろう。娘の書いた花が,壁に映し出されて,どんどん広がっていく様子は,確かに面白い。
 

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見応え十分 いわき市石炭・化石館

190813_01  いわき市で泊まることを決めていたので,この辺りに何かないかと探してみたら見つけたのが,いわき市石炭・化石館「ほるる」という施設。そういえば,同僚の先生がいわき市から能登に嫁いでいて,その方が自分の父親からもらったという貝の化石を,その先生が定年になるときに譲り受けたのを思い出した。その貝の化石は,石炭を掘っているときに見つかったとも言っていた。これは,なかなか面白い訪問になるかもしれない…と期待がふくらむ。フタバスズキリュウにも興味があるし。

190813_02  さすが,この施設のメインは,フタバスズキリュウ。正確にはフタバサウルス・スズキイと呼ばれることを初めて知った。1968年に当時高校生だった鈴木直さんによって発見された首長竜だ。骨格標本もあって,それだけで興奮してしまう。フタバサウルスよりも首の長いイワキリュウや,海トカゲのモササウスルの化石も発見されているらしい。ありゃま~,これりゃすごい地層があるんだろうな。アンモナイトの仲間の化石もたくさん発掘されたようだ。

190813_03  展示場はどこも撮影OK。しかも直接触れる化石コーナーも何カ所もあって,恐竜老年は触れているだけで幸せ。2Fには,いわき市で発見された化石や岩石の標本がたくさんあって,見応えばっちし。

190813_05  また,石炭館とも銘打っているだけあり,エントランスには常磐炭田から採掘された約1tの石炭の塊があった。常磐炭田は,約3500万年前のメタセコイヤの化石らしい。
 奥に行くと「模擬坑道」行きのエレベーターがあった。地下600mにあるって書いてあるからそんなに潜るのかと思ったけど,それは違っていて,降りたつもりで坑道へ進めるようになっている。ここでは,ちょうど学生みたいな人たちに説明しているこの施設の方がいて,わたしたちは,図々しくもその方の説明を一緒に聞きながら回ったので,とても勉強になった。

190813_06  見学が終わった後,わたしは,最初に述べた貝の化石のことを聞いてみた。
「こんな化石を頂いたのですが,こういうのは,掘っている人が持って帰っていいんですか?」
「2階にも展示してありますが,そういう化石などは石炭を掘っている途中でたくさん出てきます。でも,石炭を掘っている人にとっては不純物でじゃまなものでしかないので,大抵は捨てられます。持ち帰るなんて,よほど好きな人だったのでしょうね。」
「この方が書かれたこの住所が消えてよく分からないのですが,これって坑道の名前ですか?」
「あ,そうですね。泉田第2立坑ですね。このあたりですわ。」
と言って,近くにあった地図を指してくれた。おお~,やっぱりあったんだ。ありがたいことだ。

 これらのことを,夏休み中に元同僚にお話ししたところ,もっと興味深いことも教えてくれました。が,それはまた後ほど。

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アサギマダラのサナギ

180620 今,珠洲には,アサギマダラという蝶が,海岸に来ています。海岸に生えてるスナビキソウの蜜を吸うために来ているそうです。ピンポイントなのかな。
 この蝶は,長距離の渡りをする蝶として有名で,九州などからも飛んできているようです。どうしてそんなことが分かるのかというと,アサギマダラを研究している人(マニアも含む)は,蝶を捕まえて羽に名前や日付・捕獲場所などをマーキングし,もう一度放してやるのです。こういう作業を,あちこちでやることで,同じ蝶が捕獲され,どこから飛んできたのかが分かるというわけです。わたしも,2回ほど,里山里海の仲間と一緒にマーキングに参加したことがあります。
 アサギマダラは,珠洲地方に来るときにはもちろん成虫となっています。しかし,珠洲では産卵を行わないので,卵や幼虫の姿を見ることはできないのです。が,今回,白山市の知り合いから卵を分けてもらい,すっと学校で観察しています。
 サナギは,とてもきれいな緑色で,金の点々まで入っています。いつ羽化するのかな。

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海底に何かをしているこの人は…

180509_01 大塚国際美術館にて。作品番号527。ウイリアム・ブレイクの「ニュートン」という絵画です。1795年作。
 なんともかわった絵ですね。「この筋肉もりもりはなんなんだ」「コンパスのようなものも気になる」と思って立ち止まったら,「ニュートン」と書かれていてビックリしました。
 解説板には,以下のような説明が書かれていました。

 万有引力の法則で知られるアイザック・ニュートンが描かれているが,これは偉人を称えた肖像画ではない。ニュートンがいるのは海底である。ブレイクの象徴体系で「時間と空間の海」の中で下等な生物とともに科学的な思惟に没頭するニュートンは,すべてを理性と論理で割り切ろうとする嘆かわしい存在とされた。油彩画を「物質的」であるとして嫌い,より「精神的」な技法をして水彩に固執したブレイクらしい作品である。

 ニュートンも大変だなあ。ニュートンが没したのは1727年。享年84。死んでからもこんな風に扱われるなんて…。

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「空気の実験」という絵画

180508_01 大塚国際美術館でのこと。
 作品番号520番に興味深い絵画を見つけました。題して「空気の実験」。ライト・オブ・ダービーという人が描いたものらしいです。1768年作。解説パネルには,以下のような説明がありました。


 ポンプから空気を抜いて真空状態をつくり出そうとしている実験の光景。中の鳥は空気が次第にうすくなって飛ぶ力が尽きたのか,床に急降下している。180508_02_2ポイントはこの実験に対するそれぞれの人物の反応である。不安そうにポンプを見上げる少女,祈るような仕草で鳥の運命を案じている者,冷静に実験を見つめている者。人々の顔を浮かびあがらせている大きなランプによる,暗い部屋との明暗のコントラストがこの光景に劇的な効果を生み出している。

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フィンセント・ファン・ゴッホのヒマワリの部屋

180507_01 昨年の1月に名古屋でゴッホ展を見てからというもの,ゴッホに魅せられてしまっているわたしですが,大塚国際美術館にも,ゴッホの作品がいくつかありました。中でも,「7つのヒマワリ」と題された部屋(№60)」には,ゴッホの描いた7枚の作品が一堂に並べられています。
 ホンモノのヒマワリの絵は,世界(ドイツ・イギリス・アメリカ・オランダ・日本)に散ってしまっていて,このように一堂に会して見るのは不可です。というのも,実は,このうちの一枚は,1945年兵庫県芦屋市で焼失してしまっていて,もうこの世にないのです。180507_02模写だからできることってあるんだなあと、この部屋でも感じることができました。いやー,圧倒されましたねえ。

180507_03 美術館には,喫茶店のような場所も何カ所かあるんですが,プリンを注文すると,写真膿瘍な大きなプリンが出てきました。上にはゴッホの板チョコが載っていました。

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「最後の晩餐」のBefore・After

180506_01 徳島県鳴門市にある「大塚国際美術館」の中でも,特に興味を持ったのは,壁2面に大きな絵が飾られていた「最後の晩餐」の部屋です。
 この部屋の両側面には,幅10m・高さ4m近くある2枚の「最後の晩餐」の絵が飾られています…「最後の晩餐」と言えば,レオナルド・ダ・ヴィンチ作です。この絵そのものが世界遺産ですよね。
 そのうちの1枚は,修復前の絵です。わたしの家に飾ってある神さんの作った1000ピースのジグソーパズルの「最後の晩餐」はこっちの絵です。
180506_02 反対側の壁には,修復後の模写が飾られてます。わたしは,「最後の晩餐」が修復されたことも知りませんでした。色彩は鮮やかになり,なんか,ちょっと慣れない感じです。修復されたから見えてきたものもたくさんあったようです。修復は,後世につけ加えられた絵の具を剥がしたり,汚れを取ったりしただけのようです。それによって,結んでいたと思われていたキリストの口は,本当はかすかに開いていることが分かります。おもしろいなあ。
 もう,ホンモノを見るとしても,修復後しか見れないわけで,この部屋の2枚の比較は,なかなか貴重です。2度目にいくときには,ここの2枚をじっくり見比べてみたいものです。
 なお,この部屋には,2つの絵について解説してくれるお姉さんもいたので,とても役に立ちました。

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