百寺巡礼

虎渓山永保寺

170510_01 連休中に訪れたお寺さんは,たったの一つ。岐阜県多治見市にある虎渓山永保寺。このお寺は,五木寛之の百寺巡礼でも取り上げられていて,自然の地形を利用した夢想国師が作庭したという庭園がとてもきれいだということで,寄ってみました。
 なんとも雰囲気のある観音堂は,国宝です。この中には,自然の木ぎれでつくられた岩窟式と呼ばれる厨子に入っている観音様がいるのですが,普段は公開されていません。永保寺には,他にも開山堂が国宝に指定されています。ここも,めったに公開されません。
170510_02 このお寺さんは,2003年に漏電による出火で本堂が焼けてしまいました。本堂の前にあるイチョウの木も,片側がこげたそうです。
 しかし,とても立派な本堂ができあがっていました。また,イチョウの木も堂々と立っていました。樹齢は680年くらいだと書かれていました。
 年に1度くらいは,観音堂も開山堂も公開されるらしいので,今度は,その時に行けたらいいなあと思います。

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和宗総本山四天王寺

170430_01 今年の連休に,一度見てみたいと思っていた大阪にある「四天王寺」へ,やっと行ってみることができました。これまで,大阪にはなかなか行けなかったんです。
 その伽藍配置は「四天王寺式伽藍配置」といわれていて、南から北へ向かって「中門」「五重塔」「金堂」「講堂」が一直線に並んでいて、回廊がその伽藍を囲んでいます。日本では最も古い建築様式の一つです。
 ちょうど金堂が耐震工事中ということで,中を見ることはできませんでした。五重塔は鉄筋が入っていて,中には心柱の代わりにらせん階段がついていて,上まで登ることができます。塔内の壁には位牌のようなものがたくさん並べられていました。
170430_02 何よりも驚いたのは,池に居たたくさんのミシシッピアカミミガメです。天気が良かったので,陸に上がって甲羅干しをしていましたが,その数が尋常ではないんです(写真の5倍はいました)。これだけ多くのアカミミガメを見るのは,太宰府天満宮の池以来です。小さいのもいたので,この池で繁殖しているのでしょう。昔,縁日などがあると,お店にミドリガメがよく売られていました。それを放したんだと思います。四天王寺も,太宰府天満宮も,池の近くに入るのは無料なので,だれでも簡単に池に放すことができますから。
 日本風の仏教の代表である四天王寺や学問の神さまの天満宮に,アメリカ由来のカメがたくさん居る姿は,ちょっと違和感が…。

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鈴虫寺

 170320_01夕方までには,少し時間があったので,娘に誘われて鈴虫寺へ行ってきました。鈴虫寺というのはもちろん通称。本来のお寺さんの名前は,妙徳山華厳寺。
 いきなり,駐車場から満杯。少し待たされて,お寺に向かうと,これまた列になっています。聞くところによると,ここのお寺さんは仏法を聞かせてくれるらしく,約30分くらいは座ってみんなでお話を聞くんです。ですから,そのお話が終わるまで,列は動きません。一度に200人くらいは入れるようなのですが…。
 ここがなぜ人気なのかというと,このお説教を聞くことと,草鞋を履いた地蔵さん(幸福地蔵尊)にお参りができることらしいです。年中,鈴虫が鳴いていることから付いた名前のお寺ですが,その鈴虫めあての人は少ないように感じました。
170320_03 さて,待つこと約30分。本堂に案内され,お茶と和菓子を頂きました。その後,30分間の法話。これがおもしろいです。確かに,また聞きたくなる話芸でした。若い娘さんたちも多く聞いていました。考えてみると,うちのお寺の門徒のお婆ちゃんたちも,お寺へよくお坊さんの説教を聞きに行きますが,それと同じようなことが,この鈴虫寺で行われているんですよね。まだまだ寺は安体だ。
170320_02 法話の後は,お守りを購入して,草鞋を履いた地蔵さんの前で「お願い事」をします。住所と氏名を言うと,ちゃんと草鞋を履いているので,自宅まで来てくれるということになっています。願いが叶ったら,また,そのお守りを持ってお礼参りに来て欲しいだって。
 ま,ほとんど,イベント化している世界でしたが,もともと仏教やお寺なんてものは,そういう性格も併せ持つもつなんでしょうな。
 とにかく人,人,人…でした。

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大覚寺

 170319_01午前中の内に娘の引越も終わったので,昼からは近くのお寺へ行ってきました。まだ行ったことのないお寺は…大覚寺。真言宗大覚寺派の本山。正式には,「旧嵯峨野御所大覚寺門跡」と言います。一般には嵯峨御所と呼ばれているようです。嵯峨天皇が結婚したときにここに離宮を設けたのがはじまりだとか…。
 門を入った途端,きれいに手入れされた松の木が迎えてくれました。広いお庭はどこも丁寧に手入れされていました。さすが,門跡です。(門跡というのは,公家や皇族が住職を務める寺院のことです)。
170319_02 嵯峨天皇直筆の般若心経があったり,いけばな発祥の花の寺でもあったりと,書道や華道の道に進んだ人にとっては,それなりの場所のようです(うちの神さんも,書道の指導者の資格?をもらうときに,このお寺に来たそうです)。
 仏像関係については,ご本尊である五大明王のお姿が圧倒的でした。江戸時代に建てられた五大堂が本堂となっていて,不動明王をはじめとする明王たちがにらみをきかせていました。
170319_03 「大覚寺の名宝」展(別途300円也)の中にも,たくさんの古い五大明王(平安時代:明円作と言われている)をはじめとして,たくさんの仏像がありました。いやー,久しぶりにじっくりと仏像をみさせてもらいました。
 つながっている建物の廊下をぐるりと巡る見学ですが,各部屋の襖絵などがこれまた素晴らしくて,見ていて飽きません。狩野派の絵もずいぶんありました。
 建物,仏像,襖絵,庭,写経,など,いろんな楽しみがあるお寺さんでした。

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釈迦山百済寺

170318_01 前回訪れた時には,時間が足りなくて行けなかった百済寺(ひゃくさいじ)へ行ってきました。このお寺は,湖東三山の一つ。庭のきれいなお寺さんです。山号が「釈迦山」ですから,なかなかのものです。
 百済寺には,私の好きな如意輪観音半跏像もいます。古刹なのですが,例によって,織田信長の焼き討ちにあって,半月も燃え続けたそうです。
170318_02 境内には,五木寛之さんが「百寺巡礼」で訪れた時の説明もあって,このDVDをよく見ているわたしにとっては,ミーハー気分十分でした。「…仁王門をくぐって,この石段を登って行くと目の前に石垣があって,その上に何とも言えない風情のある本堂がまるで空中楼閣のようにグーと空中に浮かび上がって見えてくる所も,この百済寺の魅力の一つかもしれませんね…」という五木さんの言葉が書かれた看板もありました。
 今回は,花の季節ではないので,もう一度,植物が生き生きしている時に来てみたいと思います。紅葉の頃は,すごい人らしいので,そこは避けたい。

170318_03 ところで,右の写真のような椿みたいな花がありました。これって,品種改良されたのかな。はじめて見た。

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豊山長谷寺

170112_01 本当に百寺巡礼が終わっているんじゃないかと思う勢いで回っているお寺さん。奈良県の3件目は,長谷寺の総本山です。奈良県初瀬にあります。
 花の寺として有名らしいですが,さすがにこの時期には,花らしい花は咲いていませんでした。でも,なぜか,最近植えたと思われるボタンの花が登廊の脇に植えられていて,なかなか風情のある光景を見ることができました。ところで,この登廊,なかなかの階段です。平安時代に作られたもので,399段あるそうです。
170112_02 この階段を登り切ると,鐘楼と本堂が見えてきます。本堂には,お待ちかねのご本尊・十一面観世音菩薩立像が立っておられます。身の丈10mの大きな大きな仏像です。迫力がありました。もっとも,普段は,下の方の半分ほどは,布に隠されていて,お姿の全てを拝見することはできません。御開帳の時があるようです。
170112_03 五重の塔もありました。昭和29年に建てられて塔で,まだ朱色が鮮やかに残っています。桜が咲く頃には,この塔とのコントラストがきれいだろうなあと思います。

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仏塔山橘寺

170111_01 聖徳太子生誕の地といわれている橘寺。当時ここには,欽明天皇(橘の宮)の別宮があったらしいです。聖徳太子は,西暦572年に,その欽明天皇の第四皇子橘豊日命(のちの用明天皇)の息子として,この地に産まれました。
 寺は,こじんまりとしていました。建物の漆喰がはげて,土壁が見えている堂宇もあるのが,ちょっと心配。「うちの土蔵みたいだな」と…(^^;;
170111_03 ご本尊は,本堂(上の写真)にある聖徳太子勝鬘経(しょうまんきょう)講讃像。
 観音堂には,六臂如意輪観音菩薩像。藤原時代作の,なかなかきれいなお顔立ちでした。外から撮影して見ました。いやー,如意輪はいいなあ。
 境内には,二面石と呼ばれている,左右に2つの顔が伺えるおもしろい石もありました。170111_02だれかが,どこからかみつけて持ってきただけなんだけど,こうやってお寺さんの境内に入れて鎮座ましまうと「人の心の善悪二相を表したものといわれている」(解説書)という話になるんですね。
 次回は,植物が勢いのあるときに訪れてみたいお寺さんです。
 この日は,雨にもかかわらず,けっこう参拝者がいたのには驚きました。ま,私たちも,その一部だけどね。

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初めての明日香・飛鳥寺

 三連休を娘のアパートですごそうと決めた私たちは,日中は娘と別行動。生憎の雨の中ですが,奈良県の明日香まで足を伸ばすことにしました。明日香地方に行くのはこれが初めてです。京都からは,車で2時間ばかりかかりますが,高速もすぐそばまで行っていてアクセスには便利になっています。
170110_01 まずは,飛鳥寺へ。
 飛鳥寺は,日本最古(596年に創建)のお寺であり,日本の仏教はここから始まったと言っていいでしょう。何度も落雷などを受けて,往時の姿はありません。ただ,ここに鎮座する通称飛鳥大仏と呼ばれている本尊の釈迦如来座像は,半島の影響を感じさせるに十分なお顔立ちでした。作者は,渡来人の孫である鞍作鳥で,彼は,法隆寺の釈迦三尊像も作った人です。
170110_02 ここには,解説をしてくれるおじちゃんがいました。私の質問にもいろいろ答えてくれて,飛鳥寺がここに至るまでの話をして下さいました。写真の左側に写っているおじちゃんです。
 そして,普通の寺ではありえない「撮影自由」。フラッシュも自由。本尊の隣には,藤原時代の阿弥陀如来座像も鎮座しており,なかなかいい仏さんでした。
170110_03 この飛鳥大仏,なんとなく顔が正面じゃなく,右斜め横を向いているような気がしました。そこで,聞いてみると,
「そうなんですよ。この大仏のお顔は,聖徳太子のお寺である橘寺の方を見ているんです。橘寺には,もう行って来ましたか?」
と,反対にこっちが質問されました。
 そんなわけで,行き当たりばったりの旅は,次に,橘寺へと向かうことにしました。
 そうそう,鐘楼の鐘は自由につけますので,是非。
 追伸:お寺さんのすぐ傍には,蘇我入鹿の塚もあります。

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松峰山金剛輪寺

170108_01 西明寺の少し南に位置する同じく天台宗の寺院・金剛輪寺。
 道路に面した黒門には,「聖観音」と書かれた大きな赤い提灯がぶら下がっていました。提灯のあるお寺さんは,鎌倉で見た長谷寺以来です。この提灯の裏には,「金剛輪寺」と書かれています。
170108_02 本堂までは,長い長い参道を進みます。けっこうありました。この参道の両側には,真新しい前掛けをしたお地蔵さんが,ずっ~と並んでいます。すごい数です。命半ばでなくなった我が子を思う親族がお弔いのためにここに地蔵を建ててもらったのに違いありません。さらに,参道にはいろんなきれいな花の咲く植物が植えられており,この寺もまた,花の寺として有名なんだろうなあと思いました。
170108_03 西明寺同様,二天門(室町時代)があり,三重塔もあります。ただ,この寺の三重塔は,昭和53年に復元修理をしています。塔の戸びらは空いていて,外から金箔に包まれた大日如来を拝むこともできます。また,1288年建立の本堂(大悲閣)は,これまた国宝に指定されています(一番下の写真)。
 金剛輪寺は,西明寺とともに信長の火攻めにあったのですが,当時の僧侶の機知により,本堂・二天門などは,残ったそうです。西明寺もそんなこと言っていたなあ。
 西明寺も金剛輪寺も,お城のような石垣があちこちに見られました。これは,信長などからお寺を守るための城郭の役目もあったのかもしれません。

 今回は,時間がなくて,三山のうちのもう一つ百済寺を見ることはあきらめました(本堂までずいぶん歩くらしいと聞いたので)。次の機会にとっておきます。

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龍應山西明寺

170107_01 思い立って,京都へ。娘とは,夕方会うつもりだったので,今回は,途中の滋賀で一服することにしました。前日に決めた訪問場所は,湖東三山と言われるお寺さんです。
 湖東三山とは,西明寺・金剛輪寺・百済寺という天台宗の3つのお寺のことを指します。いずれも紅葉の季節には,ずいぶんと沢山の人で賑わうそうですが,さすがに,この季節には,人はいないだろうと思って出かけました。今回は,時間の関係で,2つのお寺さんにオジャマしてきました。
 名神からは,ETCの出口があって,高速から5分ほどで,西明寺に着きました。
 西明寺には,国宝指定第1号である本堂と,これまた鎌倉時代のまま建っている三重塔が目をひきます。また蓬莱庭と呼ばれている庭園もなかなかきれいでした。境内の苔がとてもきれいで,冬でさえこんなにきれいなのだから,他の季節に来るともっときれいだろうなあと思いました。
170107_02 本堂では,積極的に解説してくれるおじさんがいました。私と同じいのしし年だと言っていました。あっちがひとまわり上のようです。関西弁でたのしくご本尊の薬師如来(秘仏になっていて見れない)やまわりの仏像について解説をしてくれました。おもしろかったです。こういう人がいてくれると,旅の楽しさが増しますね。「今度は,紅葉のきれいな季節に来ますね」と言って別れました。
 西明寺は,ときどき国宝の三重塔の中を特別公開することがあるようなので,今度は,その時をめがけて行きたいです。
 塔の内部の大日如来とまわりの壁画がとてもきれいなんですよ。
 

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