仮説実験授業

キク科の花しらべ

170921_02 《花と実》の第3部に入りました。
 前回,タンポポの花の仕組みを学習しました。花がいっぱい集まって一つの花のように見えるんだよ。そんな花の仲間を「キク科」といいますよ。
 そして,今回は「キク科」の花の仲間を図鑑で調べます。
 子どもたちにとって,「○○科」というのを意識して植物図鑑を見るのは初めてのはず。
 春を探しても,夏や秋を探しても,たくさん見つかります。学校の花壇にあるマリーゴールドも,キク科だと見つけました。10分間で,目標の10個を軽く突破です。予想よりたくさんあってビックリしていました。
 この作業は地道だけど,キク科を見つけようとして,他の科の名前も見たりできるので,子どもたちの植物を見る目が広がるんです。だから,ちょっと時間がかかっても,一度はやらせてみたい作業です。

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キキョウの花(雄しべと雌しべ)

170908_01  5年生の教室のキキョウの花が咲いています。夏休み,ちゃんと世話をしてきた甲斐がありました。
 キキョウの花にも,雄しべと雌しべはありますが,他の花とはちょっとちがう咲き方をします。

170908_02_2 真ん中の写真は,咲いたばかりの花ですが,真ん中の雌しべの柱頭が,まだ開いていません。一方,雄しべは花粉を出して元気な姿です。
 下の写真は,咲いてしばらくあったあとの花です。雌しべの柱頭がしっかり花粉を捉えようと開いています。が,奥の方の雄しべは,なんだか元気がなく,もう細いひものようになってしまっています。
170908_03_2 仮説実験授業の授業書《花と実》に出てくるお話にキキョウのこの事実が出てきます。自家受粉を避けようとする植物には,キキョウのように,一つの花の中の雄しべと雌しべが時間をおいて出てくるものがあるようです。おもしろいですね。

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板倉聖宣他著『理科オンチ教師が輝く科学の授業』

 授業記録って,やっぱり,いいもんですね。

 犬塚清和さんは,「編者まえがき」で次のように述べています。

「子どもたちには学習意欲がない」「だから授業がうまくいかない」という声が教育現場では聞こえてきます。でも,教師がそれをいってしまってはおしまいです。教育は人間的な行為です。相手も自分も人間です。先生方が〈自分の感動をもとにした授業〉をしてくださることを願っています。

 本書に収録されている論文は,1974年の板倉聖宣氏の講演記録と,その頃,教育月刊誌『ひと』に発表された堀江氏の小学校2年生との授業記録です。

 この二つの記事を通して,読者は,「理科オンチ教師でも授業ができる」ということを通り越して「理科オンチだからいい授業ができている」ことを感じることが出来るでしょう。「なのに」ではなく「だから」なのですぞ。 

 最近でも,「生徒時代に落ちこぼれを経験したことのある教師は,できない子どもの気持ちが分かるのでいい授業ができる」…といわれることもあります。それも一理ある,少なくとも「こんなこともできないのか」と子どもを責めることにはならないから,と思はいます。

 が,それ以上に大切なことは,教師自身が感動して知ったことを「子どもにも伝えたい」という思いで子どもに伝えるという指導者の姿勢だと思うのです。

 もう40年近く前の文章なのに,全く古く感じないのは,教育界が根本の所でほとんど変わっていないことの証左なのでしょうね。
 10年ごとの指導要領の改正が,いつも「期待される人間像」から出発しているのですから,結局,子どもたちの思いからは,大きく離れているんです。だから,ずっと,現場は変わらないんでしょう。子どもたちは,社会の要請のために生きているのではない。子どもたちの生き方が次の社会を作っていくのです。

 こういう実践記録を読んで,少しでも,子どもの興味関心によりそった授業をしていきたいものです。

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KITサマー・サイエンス・スクール

170817_01 お盆明け,毎年恒例(それにしても恒例が多いなあ)のKITサマーサイエンススクールに出かけました。今年,私が担当したのは〈光と虫めがね〉。タイトルからは,太陽光で紙を燃やすことくらいしか連想しないかも知れないけれども,内容は,結構深いのです(右下の感想を読んでみてください)。
 講座を担当するたびに,前回とは違う「何か」を工夫しようと考えています。今回は,これまでの幻灯機の模型をやめて「スマホプロジェクター」にしたのですが…結果は,もっとしっかり作らないと,幻灯機の模型よりも迫力の映像は出てこないことが分かりました。
170817 また,牛乳パックカメラで撮った写真を貼りつける「認定証」も作りました。これは,この講座を受けた記念になるので,とてもいい考えだと思っています。
 〈光と虫めがね〉の授業は,何といってもいい天気(太陽光)が必要です。一週間前の天気予報では,17日,18日の二日間とも,金沢は雨かくもりの予報でした。それで,どう170817_02するか…と,心配していたんですが,なんと,二日間とも,実験するときには晴れていてくれました。
 29名の3,4年生と,楽しい二日間を過ごすことが出来ました。

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3日目,参加できず

170810_01 大会3日目。
 本来ならば,この日の午後1時過ぎまで,研究会に参加しているはずです。が,今回は,長崎から能登まで羽田経由の飛行機で帰るということで,早々に会場を後にしました。わずかに残っている後ろ髪が,引かれる思いでした(^^;;
170810_02 長崎空港のロビーに,木のおもちゃのお店があったので,孫のために一つ購入。
 4泊5日の長崎の旅は,こうして終わったのでありました。
 そうそう,来年の全国大会は,愛知県で開催されることになりました。愛知県なら車でも電車でも5時間ほど行けるので,楽ですね。ま,長崎も,能登から5時間ほどで行けたんですが(^^;;

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ギリシア,そしてイソップ

170809_01 夏休み中の話を続けます。
 全国合宿研究会は,夕食後にも会合が開かれます。
 ナイターと呼ばれているのですが,これは,分科会以上に自由な雰囲気で,個人が勝手に主催して,勝手に参加します。ビールを片手にやっていることもあります。
 1日目は,同級生と過ごした私も,2日目のナイターは,昨年来,ずっ~と気になって追い続けている「ギリシア」関連の会に行くことにしました。ギリシャのイソップが,とても気になっているんです。
170809_02 イソップと言えば,童話作家で,なんか子ども向けの楽しいお話をいっぱい書いた人というイメージがありましたが,吉田さん(上の写真の方)の研究に触れてからは,そのイメージがガラッと変わってしまいました。大会前には,岩波の『イソップ寓話集』も読んでおきました。この本は「なんじゃ,この話は」というのがいっぱい詰まった寓話集です。私は今まで,相当着色された「イソップのお話」を読まされてきたんだなと思います。怖い,怖い…。
 今後の展開も気になるお話でした。
 また,『1417年,その一冊がすべてを変えた』という本の存在も教えていただきました。面白そうです。
 それにしても,なんで,こんなに刺激的なんでしょうね。みんな知的好奇心にあふれていて,とても楽しそう。そういう人々に触れているだけで,元気になってきます。

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割合,そして,わり算

170808_01 研究大会二日目の午前中と午後の分科会は,算数分科会に参加しました。私は,出口さん(研究会員)が中心となって作成している授業プラン<割合>の授業実践記録(昨年度のもの)を持っていきました。単元末テストの詳しい結果もつけておきました。
 参加者からは,「新しい授業プランが出たときには,その定着度もしっかり取ることが大切だ」と賛同されました。私は,常に,8.5割~9割超えるかどうか…を,授業プランの完成度の170808_02規準としています。今回の割合のテストも,市販テストの文章題の部分で平均が90点を超えています。これは〈割合〉に苦しめられている普通の小学校現場からすれば,素晴らしい達成率と言えるでしょう。しかも,ほとんど全員が「たのしい授業だった」と言っているのですから。
 一方,荒井さん(元小学校長)がまとめてきてくれた「2位数でわるわり算」についての話は,とても奥が深くて,わり算に躓きがちな子どもたちへの手当がよく分かりました。
170808_03 だいたい,算数では,この「2位数でわるわり算」の授業から,計算が嫌いになる子がいます。仮商の立て方が上手くいかずにとっても時間がかかるんですよね。2学期の4年生との授業に活かしていきたいと思います。
 他には,お団子パズルを収納するための箱を葉書から作る…みたいな計算も出たりして,ほんと,いろんな視点で研究しているなあと感心しました。
 写真は,上:授業書《広さと面積》 中:お団子パズルと収納箱 下:算数の苦手な子に対するいろいろな手立て について,協議しているところです。

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国語分科会に初参加

170806_01 この全国大会では,分科会設定は,当日,参加者の意見を集約しながら行われます。その分科会設定を見ているだけでも,新しい「何か」がはじまりそうで,ワクワクします。自分が研究していることを見てくれ!という意見もあれば,全体を見てこうすればどうかという意見を言う人もいます。
 私は,初めて国語分科会に参加しました。自分が「たのしい毛筆」についてレポートを持ってきたので,それを発表するために…です。
170806_02 国語分科会では,読み聞かせの本の紹介や読み聞かせの仕方,私と同じような問題意識で毛筆の授業を進めている会員の話,漢字を使ったマッキーノの話など,とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。
 2学期からの毛筆の授業も楽しみになってきました。読み聞かせなどの話は,サークルで交流したいと思います。
 

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そうだったのか~「長崎とキリスト教」

170805_01 いよいよ全国大会に参加です。
 毎年のことながら,会場となるホテルの玄関に着くと,ワクワクしてきます。
 今年の最初の講演は,二階堂さんの「長崎とキリスト教」というお話です。
 うちの研究会らしく,一方的な話ではなく,ときどき出される問題に参加しながらの講演です。
 内容は,出島のこと,キリスト教の禁止令のこと,大浦天主堂のこと,宗教教育のことなど,江戸の前から明治,そして現代まで,とても内容の深いものでした。もう,最初から,ノーミソが刺激されっぱなしで,とても楽しい時間で,あっという間の時間でした。
170805_02 翌日の朝風呂で聞いたことですが,二階堂さんは,この講演内容を作り上げるまでに,何度となく長崎に足を運んだそうです。その研究姿勢には頭が下がります(下の文章は,著作権保護の為,拡大できません)。

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「実」さがし

 最後の最後まで,理科の授業。今日は,1学期最後の授業でした。
 仮説実験授業《花と実》の授業の一コマ。
 前時に,きれいな花の咲く植物について,花の咲いた後に実(たね)ができるのかを予想してもらいました。子どもたちが出した植物は,バラ,ツバキ,スズラン,紫陽花…などです。
170719_01 そして,今日は,校庭に出て(一部,近所のお庭を回って),実さがしです。
 玄関にあるツツジには,緑色の実がいっぱいあって,すぐに見つけていました(写真・上)。学校の池のそばにあるツバキには,少しだけ緑色の実を見つけることが出来ました(写真・下)。ソメイヨシノには,サクランボはついていませんでした。梅の木にも,なぜか,実は一つもありませんでした。ザクロの木には,花と,小さな実がつき始めていました。
170719_02 ちょっと道路に出て,お向かいのバラ。見事な実もつき始めていました。子どもたちは,スズランの群生も見つけて,そこにあった緑色の実も見つけました。わかりにくかったのが,紫陽花です。ガクアジサイの真ん中に集まっている花の部分を見ると,小さな実がたくさんあるのがわかりました。
 普段なにげなく見ている植物。たぶん,花が咲いているかどうかしか注目していなかったと思いますが,今日の授業を通して,実の姿にも注意をするようになるでしょう。
 ある女の子が,
「先生,あっちの方に,コスモスも咲いていたよ~」
と登校の際に花を見たことを教えてくれました。
「じゃあ,実があるかなあ。」
とみんなで行ってみましたが,残念ながら,そこには花が2輪咲いているだけでした。
「コスモスは,これからだからね。まだ,実はなさそうだね。コスモスって漢字で秋の桜って書くからね。」
 実を見るために植物を見る。こういう経験も,子どもたちの世界を広げていくんでしょう。
 

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