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前野ウルド浩太郎著『孤独なバッタが群れるとき』

 今,『バッタを倒しにアフリカへ』という新書がけっこう売れているらしいです。売れている理由は,昆虫学者の研究物語なのに,まるで,冒険物語のように読めるからでしょう。
 その新書版では,文字通りアフリカへサバクトビバッタの研究に行ったときのことが書かれているわけですが,本書は,前野ウルド浩太郎氏が,昆虫学者として独り立ちしようともがいている期間のことが書かれています。もちろん,新書版とは違う専門的な研究の部分も,わりと詳しく書かれています。
 かといって,そんなに難しい内容ではありませんし,著者の軽快な文章の片鱗(新書版ではこれがおもしろかった)もすでに感じられて,こういうタイプの本にしては,読みやすくなっていると思います。
  同じバッタが,何をキッカケとして孤独相と群生相に分かれるのか,それを突き止める旅は,まだまだ続きそうです。

 帯には「必読! 今話題の『バッタを倒しにアフリカへ』(光文社新書)の著者の処女作」とありました。


 それにしても,研究の楽しさが伝わってくる本でした。
 

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