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旧字体と漢字名に困惑しながら^^;

 東郷茂徳の自伝(外交手記)『時代の一面』を,「大東亜戦争」開戦当時を調べたくて読んでいるのですが,旧字体の漢字がわからなくてなかなか読み進めません。しかも,都市名までが漢字なので,これまた,見たことのないものが多くて困っています。
 たとえば,こんな文がありますが,読めますか?

 例の如く「ナポリ」にて下船。羅馬に舊時の文化を偲び,瑞西を經て獨逸に入り,恰も「クリスマス」の前夜に伯林に到着して「ティアガルテン」の日本大使館に入った。(p.117)

 これ,すんなり読める人ってどれくらいいるのだろうか。理科系に進んだわたしには,なかなか大変でした。
 瑞西(スイス),獨逸(ドイツ),倫敦(ロンドン),巴里(パリ)などの国名・都市名ならまだマシだが,伯林(ベルリン),西比利亜(シベリア),莫斯科(モスコー),羅馬(ローマ),新嘉坡(シンガポール),市俄古(シカゴ),寿府(ジュネーブ)というような漢字は,予想しながら調べないと分かんなかったです。でも,こんな事を調べるのも楽しいのでいいのですが。

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ジョン・ロッコ著『くらくてあかるいよる』

 学校の図書室にあった絵本です。
 この題名をみて,内容が予想できなかったので,読んでみたくなって手に取りました。
 これ,大人向けの本です。
 夜,暗くなって明かりがともり,大人たちは家に帰ってきます。もちろん,子どももいます。子どもは大人に遊んでほしくて,みんなでできるゲームなどを出してくるのですが,大人は「忙しいから」と言って遊んでくれません。子どもは仕方なく,一人でできるゲーム機で遊んでいます。
 その時,突然,停電します。あたりは真っ暗。これが「くらくて」の部分です。
 さて,その後,この家族はどうしたのでしょう。
 そして,電気が通じた後は,どうしたのでしょう。

 自分の子育てをふり返るキッカケとなる絵本でした。
 スマホに夢中になっている保護者に読んでもらいたいもんだ。

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12月にもかかわらず

171218 今朝起きたら,またまた雪が積もっていました。今朝の雪も能登地方らしい雪で,雪合戦には持って来いの雪質です。
 それにしても,12月中旬にこれだけまとまって雪が降るのは,久しぶりにような気がします。今年の冬は,たくさん降るのかなあ。
 巻き始めていた白菜が雪の下になって困っています。ちょっと植えるのが遅かった…。

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来年は戌年だって

171216 12月というのに,ずいぶんな積雪となりました。
 娘から「年賀状に使うから,チョコの写真を送って」といわれ,適当に撮影して送ったところ,「バックが雪か海なんかがいい」ということだったので,夕方の散歩で海の方で撮影したんだが,ま,うまく撮れない。頭には雪も乗っているし…。
 以前,撮影したものも送付したので,結局,そっちの方を使うんだろうな。
 そういえば,来年は戌年だったんだ。今年の年賀状には,たくさんの犬の写真やイラストに出会えるって事か。

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サークル例会+忘年会

171215_02 サークルの例会と忘年会。
 先々週,参加した小松サークルの35周年を記念した講演会。うちのサークルは,何年経ったのかと調べてみると,第1回目の例会が,30年前の12月らしいことが分かりました。その時の呼びかけチラシも紹介してみました。30年前というのは,なんと,サークルに来ている若い衆が生まれた年でした。
 30年間,月に一回,授業のことを自由に話し合える場は,とても貴重な時間でした。
 今月の例会では,「新聞紙で作ったトカゲ」の話や「とてもちっちゃなパソコン」(下の写真のディスプレイの下にあるタバコのケースくらいのものがパソコンなのです)などなど,多様な話が出てきました。
171215_01_2 わたしは,「前島密と坂本龍馬の年図」「単位の話(漢字と中国語)」などのレポートをまとめていきました。いろいろと調べているときがおもしろ~い。
 夜は,恋路の桂寿司で忘年会。ここでも,いろんな話がでて(大人の道徳プランまであって),盛り上がっちゃいました。
 年末は,終戦時に外務大臣だった東条茂樹について調べたいと思っています。

 

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倉本大資著『小学生からはじめるわくわくプログラミング2』

 子どもたちの方が進んでいます。1もありますが,2を見れば十分でしょう。WEB上でも体験できるようになっています。

 フィールドにパーツを入れていくだけで,プログラムが出来上がり,それに従って,キャラクターや画面が変わるという,プログラム製作用プログラムのマニュアル本です。
 2017年の夏,校内の夏休みの研究作品としては初めて,プログラミングが出品されました。パソコンではないと見えない「ファイル」が出品されたので,これはカルチャーショックです。小学生もここまできたか…という感じ。その子に教えてもらったのが,この本です。
 わたしもやってみましたが,わりとたのしくできました。プログラムの基礎が学べそうな予感もしています。
 壁にぶつかって困っているキャラクターに,新しい指令を入れると,ちゃんと逆方向に進んでくれますしね。
 義務教育では,新教育課程からプログラミングが入ってきます。楽しんでできるものもありそうです。

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三浦綾子著『石ころのうた』

著者 : 三浦綾子
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日 : 2012-04-25
 作家三浦綾子さんが,まだ,堀田綾子だった頃のことを綴った自伝です。
 描かれている時代は,幼少から,年若くして教員となり戦前・戦中を皇国史観の中で教育し,敗戦を迎えた頃までです。
 綾子は,全身全霊をかたむけて教育にあたり,子どもとともに成長していたからこそ,敗戦で受けた衝撃は大きなものでした。この生き方で間違いないと思っていたことが,脆くも崩れ去るとき,彼女は,教壇から去って行きます。たった7年の教師生活でした。

 昨日まで教えていた教科書に墨をぬらせたということは,わたしをして,単に国家や政治への不信ばかりではなく,すべての人間への不信に追いやっていたのである。p.339

 人間としても,どう生きていけば良いのか分からない状態になった綾子は,重い病気まで引き起こしてしまいます。

 自分の過去を客観的にふり返る姿は,時に大変赤裸々です。さすが作家さんだと感心します。
 遊女の意味も分からず,男女の関係も分からず,ただ純粋培養された娘が,どのように社会と交わって成長していくのか。現代では考えられない,10代前半から20代前半の少女の考え方が見えて,興味深いです。

 なお,三浦さんには,この続編となる自伝『道ありき』『この土の器をも』というのもあるそうです。

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食べてみようか ひくまん穀

171211 家には田ぼがあるけど,自分では作っていません。田んぼが荒れないように,近所の人に作ってもらっています。それで,米は,いつもお店から購入。ふだんは,石川県産のこしひかりを買っているのですが,今回は,はじめて「ひゃくまん穀」というお米を買ってみました。
 今年,一般に流通した?お米らしいです。
 「ひゃくまん穀」とは,もちろん,百万石にちなんだ名前でしょう。
 ひゃくまん穀については,http://www.pref.ishikawa.lg.jp/nousan/hyakumangoku/index.htmlに詳しく載っています。母は「北陸211号」,父は「能登ひかり」でかけ合わされた品種だそうです。米粒も大きいそうですが,さて,気づくかな。

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前野ウルド浩太郎著『孤独なバッタが群れるとき』

 今,『バッタを倒しにアフリカへ』という新書がけっこう売れているらしいです。売れている理由は,昆虫学者の研究物語なのに,まるで,冒険物語のように読めるからでしょう。
 その新書版では,文字通りアフリカへサバクトビバッタの研究に行ったときのことが書かれているわけですが,本書は,前野ウルド浩太郎氏が,昆虫学者として独り立ちしようともがいている期間のことが書かれています。もちろん,新書版とは違う専門的な研究の部分も,わりと詳しく書かれています。
 かといって,そんなに難しい内容ではありませんし,著者の軽快な文章の片鱗(新書版ではこれがおもしろかった)もすでに感じられて,こういうタイプの本にしては,読みやすくなっていると思います。
  同じバッタが,何をキッカケとして孤独相と群生相に分かれるのか,それを突き止める旅は,まだまだ続きそうです。

 帯には「必読! 今話題の『バッタを倒しにアフリカへ』(光文社新書)の著者の処女作」とありました。


 それにしても,研究の楽しさが伝わってくる本でした。
 

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昭和15年の葉書(入隊するときの知人への挨拶)

171208 小松の講演会の際,能登に住んでいるKさんから,右のような葉書を見せてもらいました。裏面に文章が印刷されている葉書です。家の蔵から出てきたようです。
 内容は,自分が入隊するに際しお見送りをしていただいたことなどへの感謝の気持ちが書かれています。
 現代仮名遣いで,句読点も打っておきます。
 謹啓
 身不肖なれども,幸福に世界に燦たる神州に生をうけ,しかも,男子最大の名誉たる皇国の兵士として今回入隊するにあたり,ご多忙中貴下のお見送りの栄に浴し,かつ種々のご配慮賜り感激の至りに存じ候。
 時局柄,入隊の上は死生もとより不足論一死以て,この光輝ある君国擁護の任にあたる覚悟に御座候

 当時の日本男児の心意気が感じられて悲しくなります。教育の怖さを感じました。

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内田良著『ブラック部活動』

 石川県教育研究集会の記念講演が,内田良さんでした。とても具体的で,分かりやすい話でした。学校現場のブラック度が待ったなしの状況であることが分かりました。

 中学校や高校の部活動が,子どもたちの発達の場になっていることはみんな知っています。どの部活でどれくらい頑張ってきたのかが,自分の人生を語る上で相当の比重をもっている人もたくさんいることでしょう。教師側にとっても「おれは,この部活で頑張って生徒たちを成長させた」と密かに自信を持っている人も多いことでしょう。

 しかし…です。その現状は,おかしいのです。おかしいことはおかしいと言わないと,本当に大切にしなければならないことができなくなります。

 私も中学校勤務の頃は,土日も部活に行っていました。練習試合もしました。私が担当した部活動(スポーツ)についても,全くのシロウトでした(体育でやった程度)。たまたまその部活の顧問が異動したから担当させられただけです。だから,いつも「子どもたちには申し訳ない」と思っていました。
 そして,それは,本書にあるように,自分の子どもをほおっておいての活動でした。そんな我が子も,自分の生活よりも部活を優先してくれる先生たちの元で,部活に頑張って大人になりました。
 これって,正常じゃないんです…ね。
 おかしいじゃないか…って言っていいんですね。

 せっかく合格した先生たちが,去って行く学校現場って,やっぱりおかしい。
 できるところからやっていこう。
 この本は,そう呼びかけています。
 一番変わらないのが現場です。それほど,現場は保守的です。

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河合隼雄著『縦糸横糸』

 『教育相談』で,引用されていた本を読んでみました。なかなかよかったです。

著者 : 河合隼雄
新潮社
発売日 : 2003-07
 本書の文章は,96年5月~2003年5月までの間に書かれたものです。
 96年頃というと,高校生による「オヤジ狩り」があったり,神戸で中学生の小学生殺人事件があったりと,子どもを巡るさまざまな事件が起きました。当然,著者も,その事件と事件を巡るマスコミや世間の対応などについての思いを綴っています。
 この間,著者は文化庁長官にも任命されており,そのあたりについても話が振れられています。
 一向におさまらない「いじめ事件」に触れて…

これ(いじめは下火になるどころか,ますます深刻さを加えていること)は,いじめ問題の根の深さを如実に示している。それと共に,これまで「いじめの根絶」をかかげて,日本中で努力してきたやり方に,どこか反省すべき点がなかったか,考えてみる必要があることを示唆している。p.32

と述べています。
 しかし,未だに,教育界では,毎月「いじめ調査」をして,子どもたちを見張り,道徳教育を強化することで「いじめ」がなくなると思っているようです。

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