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「サザエハウス」の一部

171130 先日,サザエハウスの一部が学校に来ました。「サザエハウス」というのは,奥能登国際芸術祭の際に出品された作品の一つです。
 芸術祭が終わった後,ほとんどの作品は取り壊されています。取り壊しもボランティアでやっているようですが,うちの学校のPTAも参加したのかな。
 こうやって,切り離された一部を見ていると,「終わったんだなあ。そういえば,町は元通り,誰も歩いていないよなあ」なんて思ってしまいます。

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前野ウルド浩太郎著『バッタを倒しにアフリカへ』

 『たのしい授業・2017年10月号』で読者が紹介していた本です。とてもおもしろい内容でした。著者の話も聞きたい。絶対おもしろいに違いない。
 小さい頃から夢見ていた昆虫博士になるべく勉強をし,その夢を果たしていく著者。しかし,その道は,決して楽なものではないのです。
 このように書くと,なんか,教訓めいた成功物語のお話のように思ってしまいますが,本書の内容は,決してそうではありません。

 サバクトビバッタに魅せられた著者は,わずかばかりの貯金を頼りにアフリカのモーリタニアへ研究に出かけます。しかし,そこで待ち受けていたのは,さまざまな困難でした。しかし,バッタ好きの著者は,そんな困難を自嘲的に笑い飛ばしながら,砂漠での研究を進めていくのです。
 バッタに恵まれない毎日が綴られるかと思えば,雇い人に払う給料を高く取られてしまったり…。地元の子どもたちにバッタを集めてもらおうと,バッタと引き替えにわずかばかりの小遣いをやるという方法を取ったところ,予期せぬことが勃発して…。
 決してスムーズに進まない研究の様子がおもしろくて,次はどうなるのだろうか,本当に研究ができたのだろうかと,ぐいぐいと読み進めてしまいました。
 文章表現も面白くて,まるで椎名誠のリズム? 現代の寺田寅彦になれるかも…。
 バッタに全く興味のない方にも,面白く読める,研究ドタバタ物語です。超お薦め。
 というか,サバクトビバッタの研究結果なんかは,ほとんど出てきません(^^;;

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久米宏著『久米宏です。』

 「ぴったしカンカン」のチョメチョメという言葉は,今でも普通に口にしてしまいます。それほど,久米さんのあのテレビ番組が血肉となっているんだと思います。
 本書は,久米さんの自叙伝と言えるでしょう。ラジオから始まって,テレビに出るようになり,「ザ・ベストテン」を経て「ニュースステーション」で国民的な「人」となり,今は,また,ラジオに帰っている…そんな久米さんの心の内が,赤裸々に語られています。
 同時代を生きてきた者として,彼の進路選択への葛藤がビンビン伝わってきて,なんか,やっぱり久米さんが好きです。
 あの時代を生きてきた人にとって,本書は,自分をふり返ることができる内容だと思います。
 「ニュースステーション」での最後の番組を見ていないのですが,自分で乾杯するなんてとても粋。そう,彼は,いつも粋な生き方をしているんですよね。
 久米さん,かっこいいよなあ。

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原発防災訓練だったのか

171126  日曜日の朝,車で金沢へ行く途中,「警察車両(パトカー・機動隊の車)によく出会うなあと話していた。パーキングで休憩をしようと高松に入ると,そのわけが分かった。今日は,志賀原発の防災訓練の日だったらしい。
 もしも原発事故が起きたら,能登半島の奥に住んでいる私は,おそらく,逃げられない。里山海道は封鎖されるだろうから。奥能登切り捨ての原発が,志賀原発だ。
 奥能登に住んでいる私たちに取っては使い物にならない訓練も,金沢方面の人たちには,それなりに逃げる練習にはなるのかな。
 「原発なんてもういらない」と思ったはずだったのに,なし崩しになっている日本の現状。金がすべてさ。

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「すずなり」にかかる虹

171125 別に深い意味はありません。正面に出てたので撮っただけです。
 これから能登は虹がよく見える季節になりますね。
 このあと,わたしは,すずなりで行われていた収穫祭に参加しました。生憎の天気で,人出は今ひとつでした。が,お餅の方はなんとかさばけましたが。

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珠洲市の郵便局の開設

 珠洲市の郵便局の歴史について,『珠洲市史・第6巻』を紐解いてみました。

 明治4年に郵便制度が布告され,全国的に郵便網が組織された。大谷郵便取扱所が明治4年3月郵便制度と同時に,飯田郵便取扱所は同5年7月に開設された。尓後,制度は普及し,明治37年には珠洲郡下に7局が置かれた。大正8年には10局となったが,集配局は飯田・大谷・三崎(明治13年開局)・宝立(同35年開局)と小木・松波の6局,無集配局は蛸島(明治35年開局)・鵜島(大正3年開局)・正院(同5年開局)と真脇の4局で,珠洲市域には7局があった。このあと若山(昭和3年開局)・狼煙(同4年開局)・折戸(同22年開局)の3局が設立された。(509p)

とあります。郵便制度と同時にできたのは大谷だったんですね。へ~。 

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竜門冬二著『小説 前島密』

 前島密に関する3冊目の本です。

 一読した感想は,「これは小説とは言えない。伝記だ」ということです。
 小説というからには,なにか,著者の気持ちが着色されていたり,たとえば主人公の家族のにおいがしたりするものですが,そういうのは,ほとんど感じられません。あくまでも密の自伝に忠実に描かれていて,それはそれで,いいんじゃないかな。『知られざる前島密』よりも詳しく描かれているものもあったので,読んで損はしませんでした。
 「郵研社」という出版社名は初めて聞きました。書籍にはさまれていた「出版案内」を見ると,『日本の郵政』『郵便局POPの達人』『郵政事業の新展開』『これさえあれば大丈夫!郵便局英会話110』など,郵便事業に関する書籍をたくさん扱っているようです。そう,この出版社は,郵便局に勤務する方々への本を出版している会社なんです。
 このように郵政専門の出版でやっていけるだけの需要が現場にはあるというわけでしょう。確かに,郵便局は,それこそ,田舎の津々浦々までちゃんと存在しているのですから,考えてみるとすごい制度です。
 密は,郵便制度を全国展開するときに,地方のある程度お金と地位のある家に,郵便の事業を任せる「郵便取扱所(のちに郵便役所→郵便局)」を設けました。その名残が,地方に点在している今の郵便局なのですね。
 当時の事情について,著者が次のように述べています。

地方に設けられた郵便取扱所の責任者,すなわち後の郵便局長はかなり協力的だった。かれらは,「政府の誠意と公衆の便益のために,奮ってその任に当たります」といってくれた。これは,藩政時代でも,大名から,「名字帯刀を許され,何人扶持の給与を与える」といわれれば大変名誉なことだったことに通ずる。今度は,朝廷から給与を支給され,政府の職員に任命されるのだから,命ぜられた局長たちにとっては,「無比の大栄誉」だったのである。(265p)

 国家的な制度として出発した郵政は,小泉構造改革により民営化されてしまいます。それでも,ちゃんと地方で成り立っているのは,全国一律の郵便運賃(切手)の制度など,前島密が西洋から学んで作った制度がしっかり根付いているからでしょう。このまま,どんな遠隔地にも,同一料金で葉書や手紙が届く時代が続いてほしいものです。たとえ,メールが普通になっても…。

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久しぶりにHPを更新

 お寺さんの雪囲いが荒天のため延期に。冬タイヤも交換して,準備万端。昼からは時間があったので,久しぶりにパソコンの前に座り,サークルのHPを更新しました。
 仮説実験授業関係のリンクが切れていたのを訂正したり,3か月分のサークル通信をアップしたりしました。
 レポートなどは,まったくアップできていません。

 珠洲たのしい授業の会 http://www2.nsknet.or.jp/~mshr/

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いま満開中 ポリゴナム

171119 裏庭の通路は,土蔵の北側に着いているのだが,草はちゃんと生えてくるので,草むしりが面倒。
 そこで,今年の春にポリゴナムという植物(ヒメツルソバとも書かれていた)を1株植えてみた。日陰でも育つというつる性の植物だ。なんと,たったの98円だった。
 今,これが,満開になっている。庭にある植物で花をつけているのは,菊と薔薇くらいだから,このポリゴナムの満開は,なかなかキレイ。
 毎日,このヨコを通って,チョコと散歩に出かけている。

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サークルでした

171118 今日は,サークルでした。久しぶりに6名の参加。
 サークルの話題は,34年複式の算数の指導案の検討,ティーボールの手作りティーとルールについて,漢字マッキーノ・その成果と課題,生徒指導とは何か,全国大会やたのしい授業フェスの交流,前島密と坂本龍馬,鶴彰と平和の俳句,言葉と人間関係などなど,あっという間の3時間でした。
 なんでもごちゃ混ぜで話ができるのが,楽しいです。
 今回は,生徒指導についてのもやもやを綴っていったのですが,みなさんと話をしているうちに,なんかスッキリしてきました。
 メンバーに借りてきた,中さんレポート「アクティブラーニング道徳の研究者に〈道徳プラン〉は評価されるか?」は,とっても楽しい読み物になっていました。

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二人の『宇宙をつくるものアトム』

 1965年発行の本(私が買ったのは1985年版)なので,ネットには表紙がないようです。寺田寅彦の文章と『1471年,その一冊がすべてを変えた』に刺激されて,再読してみました。

 2000年も前の科学者であるルクレチウスが書いた文章と,ノーベル物理学賞をとったブラックの講演記録を起こした文章とが収められています。
 ルクレチウスは古代原子論者です。原子の存在について,現代と同じような考え方を持ち,それを市民に説明しようと書いた,詩の形をした論文です。編者の板倉聖宣氏は,ルクレチウスの書いた詩の形にこだわって,国分一太郎さんに訳を頼んだそうです。ですから,岩波文庫版のルクレチウス著・樋口勝彦訳『物の本質について』よりも,とても読みやすくなっています。ただし,抄録ですが。
 一方,ブラックの文章は,英国の王立学会が毎年開いていた科学に関するクリスマス講演で講演した内容が元となっているようです。ブラック親子はX線を使った結晶格子の研究でノーベル賞を取ったのですが,それらの内容だけではなく,広く,原子やその仕組みについて,とても分かりやすく書かれています(書いたのは父のヘンリー・ブラックの方)。
 両者とも,「宇宙をつくるものアトム」という邦題になっているのは,ブラックが本を書くときに,ルクレチウスの題名を使ったからだそうです。
 ルクレチウスについては,寺田寅彦も随筆で紹介していますが,ホンモノを読んだことのある人は,あまりいないと思います。
 なかなか素晴らしい文章ですよ。

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臨済宗大本山円覚寺

171101_02 お友だちが「円覚寺に行って来た」って,FBに書いていたので,私も自分が行ったときのことを思い出そうと思って自分のブログをググってみても,それらしき記事はなし。そうか,あのときは,円覚寺について書かなかったんだ…。
 そこで,2年前のことを思い出して,書いておきます。

 鎌倉にある円覚寺は,その山門が夏目漱石の『門』の題材になったことでも有名です。
 その門の風格は,さすがです。山門といいますが,正式には三門(三解脱門)。禅宗では,山門と言うより三門ですね。

山門を入ると、左右には大きな杉があって、高く空を遮っているために、路が急に暗くなった。その陰気な空気に触れた時、宗助は世の中と寺の中との区別を急に覚った。

171101_03 漱石は,このお寺さんで座禅をしたりもしていたようです。

171101_01 北鎌倉駅で降りて,線路を渡ると参道です…というか,参道を線路が横切っている感じです。
 そうそう,駅前には,その名も「門」という名前の喫茶店がありました。

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