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『イソップ寓話集』

 研究会でイソップの話を聞いてから,自分でもイソップがどんな話を書いたのか読んでみたくなり,お薦めの訳者の本を読んでみました。文庫本は,眼がついていかないので,ワイド版はいいです。
 ここに収められているのが,歴史上の人物としてのイソップが書いたのかどうかも定かではないようなことも書かれていました。
 私が何よりも驚いたのは,「物語風」になっていないことです。
 少ない話は,たったの2~3行,多いときでも,2ページくらいしか話は続きません。いわゆる「あらすじ」でしかないのです。この短い文から,後々の人が,お話を膨らませて,子どもに聞かせられるように物語や絵本にしたんですね。
 動物だけではなく,神さまもたくさん出てきます。植物も話をします。
 中には,間男や男色の話などもあって,これまで持っていたイソップ童話のイメージが,読み進めるうちにどんどんくずれていく心地よさを味わうことが出来ました。
 予想外の内容で,おもしかったです。
 もちろん,ちゃんと,教訓も学びました。

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