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秋田聡一郎著『一気に分かる世界史』

 いやー,おもしろい本でした。
 文字通り,世界史が一気にわかった気になります。西洋史でもなくアメリカ史でもく中国史でもない,ちゃんと世界史なのです。
 本書は,当時,地球上で一番栄えていた国(地域)にスポットを当てて,その世界の中心地が,時代とともにどのように変遷していったのかを,時間軸に沿って紹介してくれています。
 高校まで行った人ならだれでも,一度は耳にしたことのある,いろんな帝国や王国・王朝の名前が出てくるのですが,本書を読み進めるうちに,学校で習っただけのバラバラだった世界史の知識が,大きな歴史の流れの中で,位置付いていく気持ちよさを感じることができました。
 学生時代(中・高・大学生の頃)は,日本史は好きだったのですが,世界史のいろんな国やら民族やらが覚えられないで,ついて行けませんでした。でも,こんな風に教えてもらえば,もっともっと興味を持って世界史を学習できたかも知れないなあと思います。
 世界の中心の変遷を見ていくと,それは,「となりとなりの法則」で移動していくのが分かります。オリジナルな,全く新しい文明はなかなかできないのです。これまでの文明に影響を受けながら,次の文明が成長していくのです。これまでの文明は,長年,繁栄したが故にこれまでのやりかたに硬直し,そのため保守的になって発展できずに滅んでいく。そんな繰り返しが,世界史の大きな流れなんだなあと感じました。
 私のような世界史が苦手な方にも,お薦めの本です。

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