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三宅なおみ他編著『協調学習とは』

 やっと出ました,「知識構成型ジグソー法」を詳しく扱った本が。
 これまでは,「知識構成型ジグソー法」の紹介は,ネット上の論文だったり,いくつかの実践方法の紹介本の一部に入っていたりしたのですが,本書は,まさに,「知識構成型ジグソー法」に特化した内容となっています。
 しかし,特化したと言っても,単に「知識構成型ジグソー法」の指導の仕方やマニュアルを紹介しただけの本ではありません。
 「知識構成型ジグシー法」を中心にして授業研究することで見えてくるものは,〈人間の思考過程〉そのものであり,そういう人間の頭の働かせ方が分かることは,他の授業パターンを考えるときにも,効力を発揮します。
 「知識構成型ジグソー法」の研究を牽引してくれていた三宅なおみさんは,残念ながら,昨年,急逝してしまいました。そこで,本書の内容も,三宅さんが書いた文章などを引用しながら,論が進められています。ご冥福を祈るとともに,今求められてきているアクティブ・ラーニングが,この本の中にずっしりと詰められていることも確認したいと思います。
 本書は,主に高校の教員向けに書かれたということで,実践例は高校からのものですが,小中の教師が読んでも,十分な内容が詰まっていますよ。
 「話型」から入りがちな小学校の先生達にこそ,読んで欲しいとも思います。子どもの思考って,話型から入っていたのでは,深まらないよ…って言いたいなあ。

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