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井上ひさし著『國語元年』

 ひょんなことから職場で話題になり,急に読んでみたくなって「Kindle」で読みました。いや~,Kindleは便利だなあ。すぐに手に入る。

新潮社
発売日 : 2013-11-01
 井上ひさしは,やっぱりおもしろい。
 標題の戯曲は,NHKの番組用に書かれた楽しいお話。その後,舞台でも演じられているらしい。
 明治のはじめ,日本は統一国家として出発したものの,まだまだ「共通語」というものがなかった時代。そこで,文部官僚だった南郷清之輔は「全国統一話言葉」制定を命じられ、共通語づくりを始めるのだが…。
 一家に集まった全国各地の出身者が,主人である清之輔の考えた単語や言葉の法則に,一喜一憂しながら反応し,ドラマが進んでいきます。その会話の一つ一つがお国なまりのオンパレードで楽しいのです。
 悪い人が誰も出てこない,ドタバタ劇。それでいて,一生懸命さが伝わってきます。
 明治の頃,こういう雰囲気があったんだろうなあと思わせるに十分な内容でした。
 今月(2016年2月)『日本語を作った男 上田万年とその時代』という本も出るらしい。
 こちらはもちろん,ノンフィクション。これも読んでみたくなった。

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