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井上恭介著『里海資本論』

『里海資本論』ってのが,出てますよ…と教えてくれたのが,なんと地元のお祭りのとき。近所のあんちゃんから聞いたのだった。わたしが『里山資本主義』を読んでいることを,レビューで知っていての話だった。
「里海」ということば(と,「自然」の捉え方)をバカにしていた西洋の学者たちが,SATOUMIと呼ぶようになっていく…その西洋の学者たちの姿は,そのまま今の日本人にもあてはまるのかも知れないと思う。
自然をそのまま残していく…という発想ではなく,人も自然の一部としてかかわりながら,しかも生きものの多様性を保持していく。それが,そのまま,生活費の確保にもつながっていく…そんな夢のような実践例が紹介されている。これからの日本を考えるにあたって,とても示唆に富む内容だった。
日本は海に囲まれている。そして海からの資源を頂いて生きてきた。だからこそ,今,「里海」という視点で,自分達の生活や産業のあり方を見直してみたい。
勇気の出る本だった。

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