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磯田道史『天災から日本史を読みなおす』

著者は,『武士の家計簿』を書いた磯田道史氏。石川県人である私は,こちらの方を先に知っているので,「なんで,この先生が,こんな本を書くの?」と思ってしまった。
このあたりのことについて,著者は,あとがきで簡単に触れている。
「しかし,その間も常に災害史のことは頭にあって,武家文書の調査をしていても,地震や津波の資料があれば収集しておくことを20年間続けていた。本書はその積み重ねの成果である。」
なるほで…である。
寒川氏の著作とは,またちがう視点で,過去の地震や津波災害を捉えていて,おもしろい。もしも,あのとき,あの地震が無かったら,歴史はちがう展開になっていたかも知れない…と思う箇所もあった。
ただ,他の人がレビューでも書いているように,後半は,「先人に学ぶ防災」という感じになっていて,ちょっと「日本史を読みなおす」とは言えない内容だ。
でもでも,それもまた大切な情報であり,今後,私たちが「なぜ歴史を学ぶのか」を考える時の1つのヒントを与えてくれる内容であることは確かだ。
最後に紹介されている岩手県普代村の防潮堤と和村村長の話は,明治の話であるだけに,とても身に染みた。

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