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遠山啓の著書を読む

 家庭の都合で,毎年出かけている仮説実験授業全国大会をキャンセルしたので,ちょっと,いつもとちがう夏休みのはじまりになっています。
 そこで,この1週間(大会は3日間だけど,前後2,3日は,移動日やらちょっとした観光などをしてきた)は,別のまとまったことをしようと思い立っています。
 それは,『遠山啓著作集』を読むことです。私がもっているのは1987年に増刷されたものです。教師5年目くらいに手に入れたようです。

5段階相対評価では,みんなができるようになったら,こまるのです。みんなができるということと,序列をつけるということとは矛盾することなのです。ここのところをなおしていかなければ,算数で落後する子,算数ぎらいの子は絶対になくならない。学校教育の本来のタテマエにかえること以外に,ほんとうの解決はないのです。「算数ぎらいがなぜふえたのか」『数学教育への招待』18p

 この論文は1974年のものです。私が子どもの頃は5段階あるいは10段階相対評価でした。相対評価ですから,相手がいます。クラスの誰かに,必ず,5~1がつくのです。
 教師になってからは,「絶対評価を加味した相対評価」という,なんだか訳の分からないものが出てきて,少しはやわらかくなって「1」をつけなくてもよくなりました。今は,絶対評価になっていて,表向きは「全員がA」(今は3段階が多い)でもいいのですが,全員Aだと,なぜだか,管理職が気にします。序列をつけたがる教師根性は,依然,根強いのかも…。

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