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「毎」の意味とは…

 さて,前の記事の続きです。
 晦日の「晦」にも,後悔の「悔」にも,「毎」という文字が入っていることから,わたしは,
「毎には,暗くなるとか落ち込むとか言う意味があるのではないか。」
と予想を立てました。「海」だって「深く暗いところ」ですしね。
140309  で,職員室や校長室,さらには,家に帰ってから調べて分かったことを,書いてみます。
 まず,「毎」ですが,これはもともと,「母」に「ノ一」をつけたんですよね。だから,もともとは「每」という文字だったわけです。では,「ノ一」って,なんなのでしょう。
 白川静の『字通』によると,
「毎とは,婦人が祭事のために髪にしんしょくを加えている形。これに手を加えた形は,敏,糸飾りをつけると繁となる。」
とありました。「しんしょく」って難しい字でした。
 「晦」は「カイ」です。「くらい」とも読むようです。
「音符は毎(まい)。毎に海・悔の声がある。毎は,婦人の髪飾りの多い形。その甚だしいものを毒という。そのように,上を飾って下を壅閉(ようへい)することから,晦暗の意が生まれる。」
とありました。
 一方,「悔」には,「神意に合わないことをさす」ともありました。
 とにかく,「毎」には,髪飾りが大きくて,頭を覆ってしまい,暗いようすを表しているようです。

 「海」にも,「晦」と同じく「くらい」という意味もあるようですしね。
 ついでに,「毎」のつく漢字には,「誨(カイ)」「毓(イク)」なんてのもあるそうです。
 「毎」がつくと,暗い意味になるわけではないようです。ただ,そういう場合が多いということは言えそうです。

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