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午年,あけました

 朝日も見えない中,新年が明けました。特にこれと言って代わり映えのしない1日でしたが,まあ,そんなものでしょう。朝から飲んでいたけどね。
 正月と言えば,年賀状。
 退職された先輩教員からの年賀状には,「道徳の教科化はどうなることやら」「教育現場は,まずます自由がなくなっていますね」「1日28時間,連れ合いと暮らしています」なんて,言葉が並んでいました。みなさんは,現役を引退して,寂しさ感よりもすっきり感があるんですかねえ。それほど,今の教育界は,息苦しくなっているんだろうなと思います。
 まあ,でも,わたしは,まだ数年あります。
 その間,新しい子どもたちと,たのしい授業をしていきたいし,若い教師たちにも「たのしい授業」を広めていきたいです。そのためには,まず,自分の精神状態をしっかり保っておかないといけませんからね。
 さて,今年最初の読書は,香山リカさんの『〈じぶん〉を愛するということ』です。ブック・オフで,105円だったので,購入したのですが,おもしろかったです。
 本物の自分は,今の自分だし,少しずつ成長する自分です。それ以上でもないし,それ以下でもない。大人になってからも「どっかに素晴らしい自分が存在する」と思うような子どもたちを作ってはいけないなあと思いました。

 読んでいてずいぶん前の本だと言うことにびっくりしました(今は,2014年1月1日)。もう10年以上も前の指摘なのだけど,内容は,たいへん濃いです。
 「私探し」をする風潮は,依然根強いものがあります。そのままの自分でいい…とはなかなか思えないですからね。
 アダルトチルドレンの本来の意味なんて,本書で初めて知りました。また,「秘密の自己愛者」と「陽性の自己愛者」に絡んだ話は,なんとなくドキッとしました。

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コメント

保護者と話していると,自分の子どもの良さをよく分かっているなあと思います。でも,通知表渡しの時などは,なぜか,「もう少し○○してほしいのです」ということを全面に出す人もいます。
夢を追うことと,今の自分を認めることとは別ですが,その辺りが,どうもうまくいっていないようです。
教師だって,警察だって,仕事をしながら育ててもらったはずです。私自身も,そうでした。わたしを育ててくれたのは,担任した子どもたちであり,保護者でした。本当に助けてもらったんです。
そのままの君でいいのだって,もっとちゃんと言ってあげたいです。

投稿: 珠洲たの管理人 | 2014年1月 2日 (木) 21:18

「あなた自身が取り柄なんだ」そういってくれる先生・企業の上層部はこの国には圧倒的に少ないのでしょうね。

「自分探し」「私探し」そうした作業にほんとに悩まされた世代です。
履歴書の自己PRや、仕事に活かせる能力など、多くの生徒・学生が悩み困っていますね。

私も含め、大抵の人は、「人より秀でているものなんてそんなにない」と思っているのに、
それをありのまま受け入れてくれない学校や会社・・・。


人というのは、誰かが何かをしなくても、抱負を述べなくても、
日々、作業や仕事を通じて、より効率的に、より的確に進行させる(良く言えば楽する)動物です。

目に見えなくても、作文に書けなくても、そのままの自分ではないことが多いのに、
それを認めない学校や社会…どこか寂しい気がします。

また、不景気も相まって、社員を育てようとしない(既に能力のある人を集め)企業が増えている実態に則そうとしているのでしょうが、それを学校がすべきものなのかどうなのか・・・。


もちろん、自分は大切なのですが、それは道徳的なものであって、強要するものでもされるものでもない、と私は思います。

投稿: salir | 2014年1月 2日 (木) 18:14

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