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森真一著『ほんとはこわい「やさしさ社会」』

 なかなか興味深い本を読みました。一足先に通知表が終わったので,今日,半日で読みました。とてもいい本です。しかも,考えさせられます。
 森真一氏は,社会学の先生です。しかし,「はじめに」で森さんが「むずかしい用語は使っていません」と言っているとおり,社会学の難しい言葉は出て来ません。
 自分の周りの大人達,そして子ども集団を思い浮かべながら読んでいくと,肯く場面がたくさん出てくると思います。

 表面上のやさしさが最優先されるこの社会は,ほんとうはもっとも恐い社会ではないのか。
 少しでも傷つけることを許さない集団の中にいることが,集団そのものの閉塞状態を生み,空気を読めない子を平気で排除することになる。自分だけが目立たないように平等で対等な関係のふりをしながら,ますますその集団から抜け出せなくなってくる。しかしその反面,見えない世界では,平気で人を傷つける言葉を吐く…。
 最近の子どもの社会がここに描かれていて,ドッキリしました。学級崩壊も,やさしさ優先の社会だからこそ多発しているのかも…と思ったくらいです。
 もう一度,じっくり読みながら,子どもたちの現状を分析してみたいと思います。

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