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江時久著『ベートーヴェンの耳』

 とあるMLの発言に本書の紹介があって,私の好奇心がかき立てられたので,さっそくアマゾンで注文しました。古本です。
 本書を読みながら,「俺はベート-ヴェンのことについて常識的なことさえあまり知らなかったんだなあ」って思いました。
 内容はおもしろかったです。
 伝記というと,何でもかんでも天才にしてしまう偉人伝が多いのですが,それじゃあ私たちには,その偉人から学べることが何もなくなります。
 俺と同じだ…と思ってこそ,伝記を読む意味があると思うのですが…いかがでしょうか。

 一般には,ベートーヴェンは,耳が聞こえなくになってから素晴らしい曲をいくつも作曲したことになっているようですが,本書は,それに真っ向から反論しています。
 音楽の好きな著者自身が耳硬化症であったことと照らし合わせて,ベートーヴェンも耳硬化症ではなかったのか…と推理しています。
 難聴者が生きにくかった著者自身をふり返る自伝として読むこともできるし,ベートーヴェンの謎解きとしても読める,2重の楽しさがあります。

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