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心温まる「いじめ・不登校・学級崩壊」の話

121028 土曜日,小松で,中一夫講演会が開かれました。私は朝6時に家を出て小松に向かいました。
 講演の内容は,「いじめ」「不登校」「学級崩壊」…と,とても暗くて重ーい話題を取り上げているのですが,なぜか,6時間聞いていても,悲惨な気持ちになりませんでした。それどころか,気持ちのよくなる,心温まるお話しでした。
 それはどうしてなのかなと考えてみました。
 それは「中さんは人間に対する全面的な信頼を持っていて話をしているからではないか」と思います。この全面的な信頼とは,人を善と悪,優秀な教員と駄目な教員,子育てのうまい親と下手な親という風に2分法に分けて,「よい方の人間にならないとダメ」という脅しで話していないということです。9.11来の米国ブッシュの姿勢のような二元論では解決できない問題がたくさんあります。いや,二元論で一方を切り取ろうとするやり方では,かえって問題をこじらせてしまうのです。
 いじめも不登校も学級崩壊も,起きる時は起きる。もちろん,起きる前にできることもあるのだろうけれども,絶対起きないとは誰も言えない。ある担任の下では学級崩壊が起きなかったからといって,その担任から強圧的な指導をうけている間に,学級崩壊の種火は確実に大きくなっているのかも知れない…そして次の年に爆発したり…。
 どの子も伸びたいと思っているし,友だちや先生と仲良くしたいと思っている。しかし,その方法がよくわからないから,いろんなことをしてしまうのでしょう。
 人間関係を成り立たせていくのは難しい。大人の社会でも,普通にあることなんだから。
 わたしたちにできることは,子どもに寄り添うこと。たとえ悪さをしても「君の味方だよ」と言ってあげられるか(というか,その子に感じてもらえるか)どうかだと思いました。
 
 

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コメント

わたしは最近、「ぜひ公共事業を進めてほしい」とよく言います。

もちろん、これは景気対策の側面(デフレーションからの脱却)もありますが、二次元的な見方に疑問を呈するためにあえて反発されることを覚悟で使っています。


日本では、概ね小泉構造改革以降、こうした考え方が世論ウケし、支持されるのですが、一方、デフレを加速させたなどの指摘もあります。

大きく方が、いまだに、公務員や官僚、国を叩けば何かしら成果があると勘違いしているのです。

いま、某維新の会が国政に進出し、第3極うんぬんと騒がれていますが、党の代表が一期務めた大阪府は、五年後、財政再建団体入りするのではないか?と言われています。


当然といえば当然ですが、いまは民間や一般消費者は、お金を使いたがりません。それどころかお給料は減るばかり。そんなときに、公務員の給料や公共事業を削れば、かならず、民間企業に跳ね返ってくる。

主権者たる日本人の大人が、政治で他人を貶める政策を謳う政党を支持している状態では、いくら子どもたちに『分け隔てなく』と言っても、「あなたたち大人たちは?」と聞き返されるのがオチになっちゃいますね。

投稿: Salir | 2012年10月30日 (火) 11:49

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