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宇田川榕菴と『舎密開宗』

121021 昨日の理科分科会の休憩時間に「水素,酸素,塩素などは,いつから日本語の中にあったんだろう?」なんて話をしていました。ナトリウムやマグネシウムのようにそのままカタカナになっている元素名と漢字名になっているのがあるから不思議だなあ…。
 最近,スマホを持っている人が多いです。理科分科会の共同研究者にも持っている方がおいでましたので,すぐに検索してもらいました。
 すると,この酸素や水素という言葉は,宇田川榕庵が造語したらしいのです。宇田川榕菴と言えば,生物の学者だとばかり思っていましたが,化学の分野にも造詣が深かったのです。蘭学者だからね。
 で,榕菴は『舎密開宗(せいみかいそう)』という本を翻訳します。この本の元本は,ウィリアム・ヘンリーの著書だそうですが,榕菴は他の本も参考にしながら,自らも実験して確かめたりしたことも書き込んだりして,なかなか素晴らしい内容の本になっているそうです。
 これをネットで読むことは可能ですが,全部漢字…。
 アマゾンを見ると,田中実監修の現代語訳も出ていたようですが,現在は絶版で手に入りません。ネット上で読んだ竹内俊夫による「書評」によると,この『舎密開宗』について,以下のような説明がありました。
 オランダ語の化学を意味するChemieの音訳として「舎密」が当てられている。「開宗」は根源への道を開くというほどの意味であろうと田中実博士は述べている。「舎密開宗」は,現在の言葉でいえば「化学入門」または「基礎化学」に相当するのであろう。

 右上の写真は龍谷大学図書館のHPより転載しました。

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