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教研集会で感じたこと

 今日の夕方6時から,教研でした。教研というのは,日教組の組合員が中心となって行っている教育研究活動です。自分たちの日々の実践や悩みを持ち寄り,話し合ったり助言し合ったりしているのです。この教研活動も「労働運動の一環だ」ということで最近は開催しにくい状況になっている県や町もあるようです。
 わたしが所属している教研の分科会は2つ。「環境・公害と食教育」と「理科」です。今日はそれぞれ1時間10分ずつくらいおこなわれました。
 環境分科会では,わたしが珠洲に戻ってきたときに同じ学校だった養護の先生のレポートに心を打たれました。彼女とは,学級担任と保健室の先生という関係だったのですが,協力して1つの活動を行い,PTAにも呼びかけて実践をしまとめたことがあります。そのときのレポートのタイトルが「自分の人生を主人公として生きるために」というものでした。このフレーズは,その後のわたしの生き方にも影響を与えているような気がします。
 食品添加物や電磁波や携帯電話や放射線や…これらには「マイナス面」があります。それは直接体を傷つけるものもあれば,精神的に受ける害もあるでしょう。そういうことを知っていて,それを選ぶかどうかは,一人一人が決め,そして決めた責任はしっかり自分でとっていくこと…それが大事だと思うのです。食品添加物を大量に使った商品が売れなくなれば,それは姿を消すでしょう。

 話が自分の事にそれました。
 この養護の先生のレポートには,「これまでの環境教育との関わりをふり返りながら」という副題がついていました。今年で現役最後を迎えた彼女は,ずっとこの分科会に関わってきて学んできたことがとても大きかったと話してくれました。

 こういう教科を超えた者同士が集まって交流できることは,教研活動の醍醐味のひとつです。文科省の出してくる学習指導要領に囚われない授業実践・教育実践が,豊かな学びを作り出していることもまだ事実なのです。

 理科分科会では,非常勤講師の若い先生も参加していました。一緒に来ていた先輩に促され「とても刺激的で,勉強になりました」というような感想を述べておられました。教科書を如何に教えるかではなく,「何を教えるか」から出発する発想が刺激的だったのだと勝手に思っています。

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コメント

現在では、四日市ぜんそく・水俣病などの教訓を得て、「予防原則」が国際的にありますね。
科学的結論が至っていない場合は、「安全な方をとる」というものです。


そういえば、NHKをはじめとしたマスコミの対応も目に余るものがありますね。きのう民主党の代表選があったわけですが、遊説中、野田首相に「帰れ」「解散しろ」「嘘つき」と一般国民から野次られた事実があるにもかかわらず、これについては「黙殺」されていますね。私も「NHKの報道はコント」と最近は思うようになりましたが、こういった側面があることも、あわせて考えていく必要があります。

「ダイオキシン」をあれだけ危険と煽ったマスコミは、「(焼却して空気中にでる濃度では)ほとんど無害」という事実・科学的結論をほとんど報じない。これこそ「予防原則」にしたがって、安全な方を選び、よかったのに、そのあとのフォローがなされていない典型ですよね・・・。

投稿: salir | 2012年9月22日 (土) 09:05

 歴史を学習するのは「同じ過ちを繰り返さないため」。
 小学校5年生の社会科で,四大公害のことを習っています。が,子どもたちにとっては遠い過去のこと。
 一方,放射能が漏れるとどうなるのか…ということは教えられていません。
 あの頃の子どもたちも「重金属を川に流すとどうなるのか」「二酸化硫黄や二酸化窒素を空気中にばらまくとどうなるのか」などについては,教えられていなかったのでしょうね。
 この両者とも,科学者たち,技術者たちは知っていたはずですが,国民にはあまり知らされてこなかった。
 そして,いざことが起こってから慌てる。
 歴史から学んでいないなあ…というか,人間の技術っていつもこうして犠牲の下でしか進歩しないのかなあって思います。

投稿: 管理人 | 2012年9月22日 (土) 06:59

空気的事実が、受け入れられる現在。

学校だけではなく、家庭にも責任があるわけですが、例えば、『科学的(だけではなく、)事実に目をつむらない誠実な大人』が、増えて欲しいと思います。


概ね30歳くらいの方は、公害や環境の問題にあったことはありません。それなのに、添加物などに恐れる…という非常に私から見ると、お化けに恐れているだけでは?と思う側面があります。

最近は、あらゆることが架空です。お肉を食べてる人は、牛や豚、鳥がトサツされるところを見たことがありません。農家が、害虫から野菜を守るために農薬を使わなければ、市場では売れないことを知りません。


何より日本の法律は比較的安全・厳しいものになっていること自体が、ほとんど周知されていません。

自民党が、『国土強靭化法案』を検討すると、「土建屋とのパイプのため」という風に言われてしまう具合です。デフレ解消、景気対策ということは、途端に吹っ飛ぶんですね。土建屋さんは陽気な人種ですぐお金を使って、クラブのママの美容代になることが、なぜか国民の大多数が理解していません。

投稿: salir | 2012年9月21日 (金) 22:48

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