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尾木ママの本『教育破綻が日本を滅ぼす!』

 尾木ママの本を読みました。
 最近,テレビではタレントになりきっていることもありますが,彼は元現場の教師です。
 能登に来て講演をしたこともあります。もう15年以上も前だったっけなあ。今みたいに有名になる前です。
 本屋で見つけた1冊。手にとって読んでみました。

 2008年教育委員会の不祥事が続く中で書かれた本書ですが,2012年現在でも充分役立つ内容です。
 昨今の教育委員会ぐるみのいじめ隠しを見るにつけ,「事なかれ主義」の体質がそのままなんだなあと思います。全く自浄能力がなくなってしまった組織は,根本から治さないといけないと思います。
 本書では,そういう教育委員会の改革についていくつかの提言がされていますが,すぐにでもできるのが「下からの評価制度」です。
 教員の世界にもすでに上からの業績評価が入ってきていますが,その逆も行う必要があります。校長評価や教育長評価,指導主事評価などもどんどん取り入れることで,それこそお互いに切磋琢磨する教育界になっていくことでしょう。

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コメント

 そのある教師のやり方はちょっと一方的すぎますね。なんらかの要求をするのは労働者としていいとしても,「それをすべてしなかったら,学校行事に協力しない…」というのはいただけません。
 が,一方では,お上から有無を言わせず「○○しろ」と言われる日常当たり前のこと。それが,理不尽だと思っても従わざるを得ませんからね。お前たちは公僕だ!とも云われるし。
 東京都教委が「職員会で多数決を取らないように…」と校長に通達を出したら,ある校長が「そんなことをすると職員の意見が出にくくなる」と通達に異議を申し立て,大騒ぎになった事件が本書でも紹介されています。教育の場で,言論の自由を封じるような施策が平気でなされていくことも,教育界の「自浄能力」がだんだん欠如していく一因なんだと思います。

投稿: 管理人 | 2012年9月26日 (水) 06:31

尾木直樹先生は、以前よくラジオ出演されていて、参考になる提言をよくなされていました。
以前から、口調はそんなに変わっていない気がします…。


相互評価というのは、あらゆる場所で行われているものなので、
決して否定されるものではないと思いますね。
ただし、ある学校で事実行われている・いたことですが、
新任の校長先生を前に、教員の代表が、さまざまな要求などを示した書類を校長室に持っていき、
同意しかねる場合は、入学式の準備に一切協力しない…という、とんでもない・あなた方はそれでも教師なの?というような事例があったと聞いています。

「評価」というものは非常に難しく、例えば、体育がわかりやすい例で「いまから野球をします。この授業をとおして、試験日までに100km/h投げられたら合格・単位をあげよう」という授業展開をしたときに、松坂くんは「サボればよい」し、平均的な男子は7・80kmを100kmにするかもしれませんね。でも、運動が苦手な子や、小柄な子「体験するだけで良い」と思っている子にとっては、合格できません。試験日にそんな子が休んでくれてよかった、という先生がいるくらいですからね。

以前「科学」の話題でも述べましたが、事実に誠実に対応できる大人が増えない限り、改革するだけ無駄でしょうね。

投稿: Salir | 2012年9月26日 (水) 01:16

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