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「言語活動」栄えて「理科」滅ぶ

 今日,石川県小学校教育課程研究協議会というものがあり,金沢まで出かけて行きました。
 その会の最後に,指導主事から,教科調査官の話の紹介があって,それがおもしろかったので紹介します。
 調査官曰く(指導主事が代弁しています)…
・言語活動の充実が走りすぎている。理科を国語化してはいけない。つまり,具体の事象現象やデータを離れて,言語活動を充実しても何の意味もない。
・信憑性のないデータから,言語活動を充実して結論を導いても何の意味もない。
・そんなに予想に対する訳を書くことが大切なのか。
などです。
 それぞれ授業の具体例を挙げて,話して頂いたのでよくわかりました。
 先の指導要領の時には,「支援支援で指導を放棄するな」ということが言われました。
 現場は言われたとおりに真面目に取り組めば取り組むほど,極端な方向に動いてしまうのです。昨今の学力もそうですね。大丈夫かなあって思います。
 ある程度自分のスタンスを持っていないと,10年ごとの教育の流行に流されて,自分を見失いかねません。
 みなさん,ご注意を。

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コメント

池ポチャ様

とにかく,あちらの方は
「やれやれ」
といったあとで,必ずと言っていいほど
「そんなつもりで言ったわけではない」
となります。
だから,踊っちゃいけないんです。
地に足をつけた実践をしなくちゃね。

引用,転載,大いに結構です。

投稿: 管理人 | 2012年9月 4日 (火) 06:28

salir様

「事実」より「多数派」が正しいという流れは,いつの世にもあるような気がします。もっと言うと,「多数派」よりも「風潮」が正しいかな。
一度流布してしまうと,それが自分の直感的なイメージに合ったものならば,すぐに受けいれて,その間違った受け入れの元で考え始める…そんなことがこれまで何度もあった気がします。

科学の基礎基本をしっかり教えるだけでは,世の中で正しい判断ができるようになるわけではないでしょうが,せめて,自分の頭で考えられるヒトになって欲しいです。

そのためには,たのしい授業をするしかないと思うのです。
だって理科嫌いを増やすと,大人になってからも,そういう方面の話に対しては人任せになり,無関心になるに決まっていますからね。

投稿: 管理人 | 2012年9月 4日 (火) 06:25

その通り! 教科調査官もいいこと言いますねー。
とても感心したので私のブログに転記させてもらいました。事後承諾ですみませんが、お許しください。

投稿: 池ポチャ | 2012年8月29日 (水) 22:23

わたしは、個人意見として「子どもたちの理科離れ『君の判断は正しい』」と言っています。


科学技術立国でありながら、正しいこと、原理・法則をいうと叩かれる社会において理科を勉強させるのは可哀想です。

例えば、私が自然エネルギーには、(太陽光には)将来はないというと、決まって「みんなが一生懸命取り組もうとしているのに批判するのは何事か」と批判がきます。

私も一応想定はしているのですが、「事実」より「多数派意見が正しい」という論調は間違っていると思います。


アルキメデスの原理や、融点を学んで、温暖化しても、海水面にはほとんど影響がない、と知っている子どもたちが、教師や、保護者、友だちが、自重させたり、恥だと言わないようにさせたり、罵倒したり…。
こんな状態で、理科を勉強させるのはいじめの原因です。

事実を素直に認められる大人が少ないときに、理科離れが起こるのは必然かと思いますね。

投稿: salir | 2012年8月27日 (月) 11:50

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