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見ました-「「天下人が恐れた大地震」

 19日の全国放送より一足早く「「天下人が恐れた大地震」を見ました。
 私の期待以上の内容で,とても興味深く見ることができました。
 うれしかったのは,何よりも,寒川旭氏が出ていたことです。
 この春に寒川氏の著書を何冊か読んでいたので「もしや」と思っていたのです。寒川氏には『秀吉を襲った大地震-地震考古学で戦国史を読む』(中公新書)という著作があるので,出てくればいいなと思っていたのです(このあたりのことは,本ブログのバックナンバー「2012年4月」を見てください)。
 寒川氏は,1947年生まれ。独立行政法人産業技術総合研究所招聘研究員という肩書きを持っているそうです。番組でも,その所属が産業技術総合研究所となっていました。
 番組では,初代伏見城があった場所の確定からはじまり,最後は,寒川氏の次のような言葉で終わっています。
「文明が発達すればするほど,地震の被害が小さくなると思っている人もいるだろうが,それは逆である。文明が発達するほど地震の被害はかえって大きくなるのだ」

 秀吉が京都東山に建てた大仏殿の中の大仏も,この伏見地震のために崩れ去りました。

 一般に伏見城を崩壊させた地震を「伏見地震」と呼んでいますが,その地震の震源などがよくわかっていませんでした。しかし,寒川氏たちの研究・調査から,あの阪神淡路大震災とも間接的に関連のある断層が動いたことがわかったのです。
 さらに番組では,「被害が大きくなるのは活断層の上だけではない」「むしろ,断層が崩壊していく延長線上にある場所の方の被害が大きくなることがある」ということも説明していました。伏見城も壊れた断層の延長線上にあったらしいのです。それはまた,柏崎刈羽原発を壊した地震も同様でした。

 さらにさらにマニアックな話題を一つ。
 伏見城倒壊の折,当時謹慎中であった加藤清正が家来と共に真っ先に秀吉の下に駆けつけたという話が「地震加藤」という歌舞伎にもなっているのですが,どうもこれは眉唾ものだということでした。
 理由まで書いちゃうと,この番組のネタバレになるので,しばらくは,この辺にしておきます。

 それにしても,ちゃんと液状化現象のあと(噴砂)の話も出てきて,私が書いた話とめちゃくちゃつながっていました。「ふしみのふしん,なまず大事にて…」という文章も出てきたしね。

 全国的には,これから放送されるようなので,地震に興味のある方はぜひご覧下さい。

 各放送局での放送時間は,
http://www.tv-asahi.co.jp/telementary/contents/broadcast/index.html
でご覧になれます。

 それにしてもこんないい番組を,なぜ,真夜中にしか放映出来ないのでしょうかね。
 

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