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腎臓の模型

120630 腎臓と膀胱の模型を作ってみました。出展は『からだといのちを感じる保健教材・教具集』(農文協)という本です。この本は養護の先生からお借りしました。ほかにもたのしい教具がたくさんあって,思わず笑ってしまう模型?もあります。
 これまでも,漏斗と濾紙を使って腎臓のはたらきを説明してはいましたが,こうやって作ってみるとなかなか使いかってがよろしいです。
 上記の本には,プラコップで腎臓を作っています。わたしも最初はそうしたのですが,2代目はスプライトの500mLペットボトルの上の方を使いました。濾紙がちょうどピッタリくるんです。しかもペットボトルだと,漏斗台に設置する時も簡単ですしね。なお,ペットボトルに入っている血?は,薄いお茶と赤い毛糸を刻んだものです。
 膀胱であるマヨネーズ入れにたまった尿をビーカーに出して,検尿用の容器で吸い上げて,
「この尿の検査で,何が分かるんだろう」
と問いかけると,ちゃんと「腎臓のはたらきだ正常かどうか…」って答えが返ってきました。さすがだなあ。

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キュウリの枝にカボチャの花が

 昨日の朝,このブログを書いていると,老母が,「キュウリの枝にカボチャの花が咲いている」と言ってきました。
120629 家の裏の畑には,ツルものでは,キュウリ2本とツルレイシ(ゴーヤ)2本,植えてあります。いずれも,親の要求を受け,私が苗を買ってきたのです。
 このキュウリの株からは,すでに3本のキュウリを収穫しました。だからキュウリであることは確かです。
 見て見ると,確かに同じ株からカボチャの花が出ています。子房がしっかり分かる雌花です。ただし,近くには雄花がないので実が大きくなることはないでしょう。
 たぶん,接ぎ木をしてある苗を買ってきたので,そのせいだと思います。が,なんで,根っこの部分であるカボチャの性質が,こんなところにまで出てくるのかは分かりません。
 で,ここまで書いてきて,これがカボチャである証拠は何にもないことに気づきました。花粉を見て見ないとわかんないですね。カボチャのような花が咲くのはほかにあるかもしれないし…。

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彼から届いた写真

120628 理科好きの彼の話。
 中学生の彼は,時々,小学校の体育館で行われる部活の練習の帰りに職員室に寄っていってくれます。先週の金曜日にも来たらしく(私はいなかった),机の上に写真の入った袋が置いてありました。「金星の太陽面通過」の様子を父親のデジカメ一眼レフで撮った写真です。専用のフィルターを使ったわけではなく,ネットで取り寄せた遮光板で写したようですが,結構撮れています。
 こうして卒業生とも,科学の話題でつながって入れるのがうれしいです。

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ブタの心臓

 本物の心臓を見せてやりたい…そう思っていたけど,小学校ではそこまでしなくてもいいかなと思って,手を出してきませんでした。でも今回は準備をしました。学校近くで行きつけになったお肉屋さんがあって,そこに頼むと「じゃあ,取ってみます」との快い返事。結局,3つも準備してもらいました。

 この日の授業の流し方は,次のようなものです。
120627①心臓の絵を見て,血液の流れを予想する。
②弁のはたらきを教えるために,醤油ちゅるちゅるを使って水槽の水で水遊びをする(このとき,弁の壊れているものも用意するといい。弁の便利さがよくわかります)。
③水をたっぷり入れた2Lのペットボトル(人の血液は約4Lくらいあることをあらかじめ教えておく)を逆さにして,先に用意してある水槽にドボドボと水を落とす。23秒~29秒くらいで落ちました。
④心臓からは,1分間に約4L~6Lの血液が押し出されることを説明する。ちょうどペットボトル2つ分くらいが出て行っているわけです。
⑤これだけのはたらきをする心臓は筋肉の塊であり,特に左心室の壁が厚くなっていることを図を見て説明する。
 そして最後に
⑥心臓を見て,触って…筋肉の厚さを実感する。
 これで1時間です。水遊び有り,本物との出会い有りのたのしい1時間になりました。これらの授業展開は,先人の実践を参考にして作ってきました。
 ところで写真では素手で肉を触っていますが(この写真は授業後に撮ったのだ),授業の時には,ビニルの使い捨て手袋をして触ってもらいました。
 右と左の間の壁が1センチ近くあってびっくりしました。心房ってよくわかりませんでした。血管と一体化しているんでしょうね。ちがうのかなあ?

 蛇足ですが…心臓は自分でカットすることができません。保健所か何かのきまりで,あっちの方でカットしてから出荷しなくてはいけないようです。だから,教科書に出ているような図の通りにカットしてあるかどうかは来てみないと分からないのです。まあ,小学生だから,「筋肉の塊だ!」てことが分かればいいかなと思います。

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池の主か? 巨大ドジョウ発見!

120626 学校の池を掃除するため,池底をタモであさって松葉などを取り去っていると,おたまじゃくしに混じって,コオイムシやらヤゴやらがたくさん捕まります。子どもたちにとっては,まるで宝の泥です。
 その泥のなかから,見たこともない大きなドジョウが現れました。最初は小さな蛇か?と思い,次にはウナギか?とも思ったのですが,歴としたドジョウでした。
 そばにいた子どもに頼んで玄関にある大きな水槽に入れてきてもらいました。
 昨日は,そのドジョウが人気者で,みんな口々に「池の主や!」と言っていました。先生たちは,「池の命だ!」と言っている人もいました。池の命だとすると,返してやらんとイカンああ。

 この池には時々シラサギやゴイサギが来ているので捕食されなければいいが…と思います。しばらく,水槽の中で飼います。
 それにしてもでかい。体長18~19センチはあります。一緒に写っている普通のドジョウがとても小さく見えます。

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庭木にミノムシがいっぱい

120625 今年の春は,うちの狭い庭の木に,ミノムシが20個以上もぶら下がっています。ミノムシは,その名の通り小枝などで蓑を作り,その中で冬を過ごします。今朝は,なんと蓑をかぶったまま移動していました。一度作ったら動けないと思っていたのですが…。どうも,そうではないようです。蓑も少しずつ大きくしているようだし。
 正式にはオオミノガと呼ばれているようです。
 そろそろ羽化して交尾をする季節なのです。
 そうそうオオミノガは,ガのようになるのは雄だけ。雌は羽もなく,そのまま蓑の中で雄が来てくれるのを待っているだけなのです。「待つ」だけだなんて,慎ましやかな女性たちですね。もっとも,雄を寄せ付けるために,蓑の中でフェロモンをまき散らしているようですが…。
 1990年代から急激に減少し,絶滅危惧種に指定されている地区もあるようです。

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只今交尾中…テントウムシ

120624 朝,ゴーヤの棚のチェックをしていると,その葉っぱにテントウムシが3匹止まっていました。そのうちの2匹が,交尾の真っ最中。急いで家に戻ってカメラをとってきて数枚撮影。そのうちの一枚をトリミングしたのが右の写真です。
 後ろの雄らしきテントちゃんは,ちゃんと腰まで振っていました(昆虫に腰はあるのか知らないけど…)。ちがう葉っぱには,一人(一虫)寂しく,別のテントちゃんがその様子を見ていました。
 接写レンズが欲しいな…と思いました。夏休みに買おうかな。虫もいっぱい出てくることだろうし…。
 ちなみに,今回交尾していたテントちゃんは二匹とも同じ模様でしたが,このテントちゃんたちは,ナミテントウという種類でして,いろんな模様があります。私はこのことを仮説実験授業《生物と種》の授業書で初めて知りました。
 Wikipediaには,次のような写真もありますよ。
 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Harmonia_axyridis01.jpg
 今度は,模様のちがうナミテントウの交尾を撮影したいものです。

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生垣聞蔵…『柳高三十年』より

120623 本棚を整理していたらしい老母から,「私の本棚からこんな本が出てきたよ」と手渡されたのが『柳高三十年』と書かれた記念誌でした。柳高とは柳田農業高校のことです。発行日は昭和44年(1969年)11月17日,同窓会事務局となっています。
 この記念誌の1ページ目には,写真のように建学の祖・生垣聞蔵氏の銅像とその碑に刻まれている碑文が出ています。実は,二日前に生垣聞蔵を紹介した時に,碑文を読み取ってみようと思ったのですが,ところどころ碑の文字がはっきりしなくて困っていたのでした。記念誌にはそれがしっかりと書かれているので,これで解決しました。
 碑文から,聞蔵の経歴を拾ってみると…
・慶応3年(1867年)5月10日 珠洲郡飯田町生まれ
・明治12年(1879年)      柳田村生垣家に入る
・昭和13年(1938年)7月6日 逝去
 (碑文に見える「易簀(えきさく)」とは,学徳が高い人の死を敬っていう言葉)
120623_02 ついでに,寄付をした当時の新聞記事も掲載されていたので紹介しておきましょう。
 昭和七年七月十五日の新聞です。
 「全財産卅數萬圓を居村の為に投げ出す」とあります。当時の30数万円って,今のお金にするといくら位なのでしょうか?
 『値段史年表』(朝日新聞社)によると,昭和六年の総理大臣の給料が月額800円と出ています。ちなみにその頃の小学校教員の初任給は45円~55円くらいだそうです。

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飯林山福正寺

120622 今日の一枚は,柳田村にある福正寺さんの龍と南無阿弥陀仏の石碑です。
 福正寺には,合鹿碗(ごうろくわん)というしっかりしたお椀のコレクションを見ることもできます(予約必要,500円也)。私が見たのは20年以上も前のことです。当時の校長につれられて全職員でおじゃました記憶があります。
 柳田植物公園内のアストロコテージで宿泊した帰り,朝早くにこのお寺の前を通ったので,ちょっと降りて境内の写真を撮らせてもらいました。
 このあと金環日食を見るために,近畿へ向かったのでした。

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生垣聞蔵

120621 写真の銅像は,旧県立柳田農業高校に建っているものです。碑には,「生垣聞蔵翁之像」と書かれていて,この方の業績が説明されています。碑文は昭和15年のもののようです。
 生垣聞蔵(いけがきぶんぞう)という人は,私財をなげうって,柳田農業高校の前身となる学校を建てた方と言えばいいでしょうか。
 柳田農業高校(のちの青翔高校)にとってとても大切な人のようです。たとえば…http://www.ishikawa-c.ed.jp/~seishh/tayoripdf/tayori54.pdfをご覧下さい。生徒が聞蔵のお墓参りに行っている写真が掲載されています。
 なんで,今頃,こんな人の銅像を紹介するのかって…それは,うちの家族ととても関係が深い人らしいのです。私は全く知りませんでしたが,この生垣家と私の家は深ーい関係があったらしいです。この話題は常椿寺にオジャマした時に,住職さん夫妻からお聞きしました。それでちょっと調べているのです。

奥能登トリビア蔵http://gozai.sakura.ne.jp/details1063.htmlも合わせてご覧下さい。

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ペットボトルで肺の模型

 今日は,人のからだの学習で使っている「肺の模型」を紹介します。
 これはいろんなところで紹介されているので,すでにご存じかもしれません。私もずっと以前から作って見せていました。が,これまでは演示用だけでした。
120620 今回授業するにあたり,班の数だけ作ってみました。
 肺と横隔膜は風船です。あとはガラス管とゴム栓(この部分を,ストローとペットボトルのフタにしている実践もあります。そのときは木工用ボンドか何かですきまをふさぐ必要あり)をはめるだけ。
「風船を引っ張った時に,自分も一緒に息を吸ってね~」
って言っておくと,ちゃんと模型に合わせて息を吸っていました。肺に空気が入ってくるのは,肋骨の下にある筋肉が動くからだ…ということが何となくイメージできます。我ながら,いい言葉を思いついたものだ。
 ただ,肺の部分が風船というのが,どうもいただけません。
 本当の肺は袋のようなものなので,風船のように膨らんだりはしないからです。横隔膜にあたる風船を引っ張りすぎると,小さな風船が大きく膨らむので困ります。子どもたちに膨らむイメージができると困るなあ…と。
 本当は小さな袋がいいのですが,いいものが見当たりません。
 袋の端っこを切って使うのがベストかなあ。

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梅雨,チュ雨(チュユ)

 梅雨に入ったと言われてから1週間は結構いい天気が続きましたが,ここのところ,まさに梅雨らしい天気が続いています。
 梅雨という言葉は,「梅の実が実るころに降る長雨のこと」らしいですが,まさに,学校の梅は子どもたちの遊び道具になっています。
120619 一方,私の家の庭では,梅ではなく,チューリップの実が大きくなってきました。20株ほどあったチューリップのうち,実が大きくなっているのはたったの3つ。このまま種が採れたらいいなと思っています。
 だから,今の私にとっては,梅雨ではなく「チューリップ雨=チュユ」ですね。「チューリップの実がなるころに降り続く長雨」のことです。

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見ました-「「天下人が恐れた大地震」

 19日の全国放送より一足早く「「天下人が恐れた大地震」を見ました。
 私の期待以上の内容で,とても興味深く見ることができました。
 うれしかったのは,何よりも,寒川旭氏が出ていたことです。
 この春に寒川氏の著書を何冊か読んでいたので「もしや」と思っていたのです。寒川氏には『秀吉を襲った大地震-地震考古学で戦国史を読む』(中公新書)という著作があるので,出てくればいいなと思っていたのです(このあたりのことは,本ブログのバックナンバー「2012年4月」を見てください)。
 寒川氏は,1947年生まれ。独立行政法人産業技術総合研究所招聘研究員という肩書きを持っているそうです。番組でも,その所属が産業技術総合研究所となっていました。
 番組では,初代伏見城があった場所の確定からはじまり,最後は,寒川氏の次のような言葉で終わっています。
「文明が発達すればするほど,地震の被害が小さくなると思っている人もいるだろうが,それは逆である。文明が発達するほど地震の被害はかえって大きくなるのだ」

 秀吉が京都東山に建てた大仏殿の中の大仏も,この伏見地震のために崩れ去りました。

 一般に伏見城を崩壊させた地震を「伏見地震」と呼んでいますが,その地震の震源などがよくわかっていませんでした。しかし,寒川氏たちの研究・調査から,あの阪神淡路大震災とも間接的に関連のある断層が動いたことがわかったのです。
 さらに番組では,「被害が大きくなるのは活断層の上だけではない」「むしろ,断層が崩壊していく延長線上にある場所の方の被害が大きくなることがある」ということも説明していました。伏見城も壊れた断層の延長線上にあったらしいのです。それはまた,柏崎刈羽原発を壊した地震も同様でした。

 さらにさらにマニアックな話題を一つ。
 伏見城倒壊の折,当時謹慎中であった加藤清正が家来と共に真っ先に秀吉の下に駆けつけたという話が「地震加藤」という歌舞伎にもなっているのですが,どうもこれは眉唾ものだということでした。
 理由まで書いちゃうと,この番組のネタバレになるので,しばらくは,この辺にしておきます。

 それにしても,ちゃんと液状化現象のあと(噴砂)の話も出てきて,私が書いた話とめちゃくちゃつながっていました。「ふしみのふしん,なまず大事にて…」という文章も出てきたしね。

 全国的には,これから放送されるようなので,地震に興味のある方はぜひご覧下さい。

 各放送局での放送時間は,
http://www.tv-asahi.co.jp/telementary/contents/broadcast/index.html
でご覧になれます。

 それにしてもこんないい番組を,なぜ,真夜中にしか放映出来ないのでしょうかね。
 

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見てください…「天下人が恐れた大地震」

 地域によって違うようですが,今晩(というか明日の午前2時頃)から,テレビ朝日系列の「テレメンタリー2012」で「天下人が恐れた大地震」という内容の番組が放映されるようです。
 以下は,番組HPより。

 番組では古文書や考古学の研究成果をもとに,この城(引用者注:初代伏見城“指月城”のこと)をCG再現し被害をアニメーション化。また,最新の地震学の研究から,伏見城破壊のメカニズムを探り,現代に通じる教訓を拾い上げる。

 夜遅いですが,録画してでも見て見てください。

 私が『社会科教育7月号』に書いた「地震に関する記事」(6月11日のブログに紹介)と関連する番組になっているのではないかと期待しています。

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銭湯はいつから始まった?

 今日は月に一度のサークルの日。
 そこで,出た話。それは「銭湯」にまつわる話でした。田舎も都会もいわゆる「銭湯」と呼ばれる大衆浴場は減る一方です。2012年現在,珠洲市には3件しかないそうです。私はそのうちの2件しか知りませんが…。
 さて,その銭湯は,いつ頃日本にできたのでしょうか。否,そもそもお風呂っていつ頃からあったのでしょうか。そんな話題を問題にしてきたSさんのおかげで,日本の歴史を振り返ることができました。
 この問題意識の発端が,2年生と歩いた町探検にあったというのも驚きです。2年生と歩いて,担任の自分の方が「探検してしまう」という姿がうれしいですね。
 以上の話題は,私のことではないけれど「世の中まとめて好奇心」というブログのテーマにピッタリなので紹介してみました。

120616 石川に住んでいる方へ。
 あなたの町の銭湯は,以下のページで見ることができますよ。
 石川県公衆浴場業生活衛生同業組合HP(http://www6.ocn.ne.jp/~ii1010/
 右の写真は,私の住んでる珠洲市宝立町にある「宝湯」の内部写真です。上記のHPより引用しました。

 家庭のお風呂が当たり前になってきた現代ですが,銭湯もよさも見直してみたいですね。

 今日のタイトルにある「銭湯はいつから始まった」かって?
 それは自分で調べてください。
 ここでは好奇心を呼び起こすだけにしておきます。

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ピーター・K・ウィル著『人間・象・アリ-動物の大きさ』

 面白い本を読みました。福音館の「科学の本」シリーズの1冊です。「科学の本」は何冊か持っているのですが,ほとんど積ん読。むかし,業者に勧められて,買うだけ買ったんですよね。
 相当古い本のようですが,内容はなかなか面白かったです。仮説実験授業の授業書に《2倍3倍の世界》という算数の授業書がありますが,この本を読んでいると,その応用編のように思えます。オススメです。

 ガリバーのお話はみんなしっているでしょう。ただ,よく知っているのはガリバーが小人の国に行った話ですが,スィフトの書いた「ガリバー旅行記」にはもっとほかの話も載っています。例えば,大きな人の国にも行っているのです。
 さて本書は,そんなガリバー旅行記を取り上げながら,「もしもそういう人間がいたとすると,その骨格や筋肉や食事の量などはどうなるのか」を科学的な目で切り取った内容となっています。
 柳田理科雄の『空想科学読本』のようなものだと言えば,科学好きな人は分かるかな。
 同じような仕組みの場合,小さい動物の目が大きくて、大きい動物の目が小さいわけも納得できます。
 空想の物語を取り上げながら現実に生きている動物の話に持っていってくれるので,楽しく読むことができました。

 「科学の本」シリーズ,ほかにも読んでみるかなあ。
 そうそう,突然,積ん読の本を読んでみる気になるのは,それなりの教材研究?をしたくなったからです。ほとんど惰性で生きていますが(^^;)、年に何度かは,授業についてじっくり考え直すために,その系統の本を読みあさることがあるんです。
 今回は,「動物のからだのはたらき」の授業のために,保健室とも連絡して資料を集めたり,今まで以上に模型を作ったりしています。おもしろいです。

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『ずかん プランクトン』

 とてもきれいなプランクトンの「ずかん」が発売されました。
 本書のことは,定期購読している『たのしい授業・2012年4月号』「オススメの本」で奥律枝さんが,『理科教室・2012年5月号』「科学の本」欄で木甲斐由紀さんが紹介されていて,手に入れてみたというわけです。
 読んでみて分かったのですが,この本には,仮説実験授業研究会の夏の全国合宿研究会能登大会のときに,「能登の珪藻土のプレパラート」でお世話になった奥律子さんの旦那様が撮影した珪藻などの写真も使われています。そんなわけで,本書のことが一気に身近に感じました。
 
 

 顕微鏡をのぞき込みたくなる…そんな本でした。
 「ずかん」とありますが,普通の無味乾燥な生物を羅列してあるような本ではありません。きれいな顕微鏡写真とかわいいイラスト,そしてそのプランクトンにあった説明で,読者を「プランクトンの宇宙」に誘ってくれます。
 全ページカラーで写真も盛りだくさんなので,この値段は仕方ありません。でも,値段以上に楽しませてくれる「ずかん」だと思います。
 本書を片手にコーヒーブレイク。こんな本をさりげなく置いてある喫茶店っていいなあ。私がマスターなら置いておきます。

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父の日…周期表マグカップ

 私も一応父親だもの…たまにはプレゼントがあたります(^^;)
120613
 今日,帰宅したら荷物が届いていました。私宛ての荷物と言えば,普通「アマゾン」か「仮説社」くらい。それ以外には,あまりありません。
 「最近何か頼んだかなあ~」と思って差出人を見ると,東京に住んでいる娘からでした。
 そうか,そろそろ父の日なんだな…何が入っているのだろう…。

 包み紙は「TOKYU HANDS」。これは,なにか私好みのものに違いない。
 中には「周期表マグカップ」が入っていました。
 こういうのを選ぶセンスがうれしいというか…。
 一足早い,父の日のプレゼントでした。
 東京ハンズへは,東京へ遊びに行った時に(娘たちが小さいころ),私の趣味で連れて行ったことがあります。今,逆に娘から,東京ハンズの商品を送ってくれるようになったなんて,ちょっと時代を感じます。

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DVD+CD『災害の科学』

120612 仮説社から『災害の科学』というDVD+CDが発売されました。
 内容は,いずれも旧岩波製作所が制作した「たのしい科学」シリーズの復刻で,今から50年も前に作られた白黒映画です。
 しかし,白黒だからと行ってバカにはできません。わかりやすい模型を使った実験などは,理解を助けてくれます。
 また一緒に付いているCDには,映画の解説や授業用プリントなどが収められているので,すぐにでも授業に利用できます。
 「津波」「高潮」「防潮堤の話」「洪水と対策」「なだれはどうしておきるか」「地震と建物」の6本。一つのお話は15分なので,ちょっとした時間で扱うことができるでしょう。
 理科や社会の時間だけでなく,総合的な学習の時間で,「災害」をテーマにして調べていくようなときにはとても便利だと思います。

 仮説社のHPから注文できます(上の画像は仮説社HPより)。
 http://kasetusha.cart.fc2.com/ca51/746/p-r-s/

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記事を書きました

120611 なぜだか知りませんが,編集者から,明治図書の『社会科教育』に記事を書くように頼まれて,2012年7月号に書きました。
 依頼された内容が「地震」に関することだったので,わたしを選んだ方が,おそらく「珠洲たのしい授業の会」のHPをご覧になったか,『理科教室』に書いた記事を読んだか…だと思います。
 内容は,「どうなってるんだろう?ナゾ解きテーマをナビ」と題する特集の中の一つで,私に与えられたテーマは《「地震のメカニズム」をめぐる・ふしぎ探検ナビ》というものです。
 最初,「専門が理科教師の私に社会科月刊誌の原稿なんて…」と思ったのですが,私自身,どんなものが書けるのか楽しみでもあったのでやってみました。たったの2ページだしね。
 あの津波以来,「歴史の中の地震の痕跡」に興味を持ってきていて,寒川氏の「地震考古学」関係の本も読んでいたので,それを中心にまとめてみました。読者にとって,新しい事実を提示できたんじゃないかと思っています。

 よろしければ手にとってご覧下さい。
 下記アドレスは,明治図書の本書のコマーシャルページです。
 http://www.meijitosho.co.jp/detail/03639
 

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世界農業遺産「能登の里山海」ロゴマーク

Satoyama 今朝,テレビを見ていたら能登の里山里海の番組をやっていました。私の住んでいる珠洲市も,この世界遺産の指定を受けている場所です。
 で,そのとき,「能登の里山里海」のロゴマークが映し出されていました。なかなかかわいいデザインでしたので紹介します。
 ひらがなの「の」と「と」をデフォルメし,「の」には里山を「と」には里海をイメージさせています。
 このマークの使用には,許可が必要です。能登在住の方は,それぞれの自治体に問い合わせてください。
 たとえば,珠洲市なら,下記のページをご覧下さい。
 http://www.city.suzu.ishikawa.jp/Contents/Contents.asp?CONTENTNO=547

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「かわいい置き手紙」の彼

Kinsei2012 今日の放課後,部活を終えた中学生が,私に会いに来てくれました。先日の「かわいい置き手紙」を置いていった男の子です。
 金星の太陽面通過の様子をどのように観察したのかって聞いていきました。
 自分は,こうやって観察したって説明していました。
「中学校の先生は,一眼レフを持ってきてもいいと許してくれた。」
と喜んでいました。
 学校で観察したり写真を撮ったりしていると,先生方が集まってきたって言っていました。
 今回撮影に使った一眼レフはお父さんが持っていたものらしく,持っていることを知らなかったと言っていました。
 黒点もしっかり見えたし…と,喜んでいました。
 

 今回,私が撮った写真は,玄関に飾ってあるので,それを見せてあげました(右の写真)。次,来る時は,彼が撮った写真も持ってきてくれるかな。
 

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オオフジの発芽

120608_01_2 能登町の常椿寺というお寺には,樹齢500年と言われている大きなフジの木(常椿寺のフジ)があります。このフジの木は1961年9月に県指定天然記念物に指定されました。
 このフジはタブとケヤキに巻き付いているのですが,その巻き付かれている木もすでに老木なので,今後どうなっていくのか…。まさに共倒れという状態にならなければいいが…と思います。
 さて,このお寺さんには,わけあって,よくオジャマするのですが,先日夫婦でオジャマした時に,フジのさや(実)を頂いてきました。
120608 そして,そのさやがはじけた後,水苔の中に種を入れておいたところ,今朝,芽が出ているではありませんか。
 次世代をしっかり残そうとしている姿に思わず合掌し,撮影しました。
 今後,ときどき,このフジの成長記録を紹介します。自宅にフジ棚を作れるくらいに大きくなるかなあ。

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金星の太陽面通過

120607 一眼レフで金星の太陽面通過の様子を撮ってみました。
 ある本を読んでいたら「300mmくらいの望遠では,撮影は難しいかもしれません」と書かれていましたが,私のもっている300mm望遠レンズは,35mm換算で450mmあるようなので,写すことができたのでしょうか。このあたりの数字の詳しいことはよくわかりません。誰か知っている人,分かりやすく教えてください。
 上の写真は,f/5.6,1/1000,ISO100,300mm(35mm焦点距離450mm)で撮影しました。大きさは1/2にトリミングしてあります(2倍に拡大してあります)。
 カメラがほとんど真上に向いている時に,ファインダーを覗いてピントが合わせるのが大変でした。マニュアル時の望遠のピント合わせは,ファインダーじゃないとうまくいきませんでした。これってどのカメラも同じなんでしょうかね。
 こういうことって1台持ってみて初めて分かることですね。

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金星の観測に成功!

 あの5月の金環日食から,日本は天体現象ブームのような感じです。いつもはあまり大騒ぎしない人まで,「今度は金星の太陽面通過だ!」と言っていました。
 私も,前日の昼食時間に,ランチルームで太陽と金星と地球の話を少ししました。ランチルームには全校生徒が揃っているからです。
 そして当日の今日。朝7時から2回ベランダで望遠鏡と各種の遮光板,そして一眼レフを設置して,半日観測会をしました。私も授業があるので,休み時間だけの観測です。
120606_kinsei 朝早くから子どもたちがやってきました。でも空はあいにくの曇り空。3,4年生の子どもたちが,
「雲さん,太陽を出して上げて~」
なんて空に向かって叫んでいます。かわいいなあ。
 そうこうするうちにちゃんと太陽が顔を出してくれました。もう8時頃だったでしょうかね。
120606_kinsei02 そのあとは,休み時間の度にベランダへ行って観測しました。
 4時間目は学年行事の関係で授業がなくなったので,ずっと観測していました。ALTにも見てもらいました。
 最後の方は,雲が多くなってゆっくり観測できませんでしたが,金星が離れる寸前の写真も撮ることができました。

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黄色のツツジと八重のツツジ

120606 昨日の続き。穴水町の来迎寺へ行った時に,ライコウジキクザクラだけではなく,いろいろとお庭を拝見してきました。
 写真のような黄色のツツジ?や八重咲きのツツジが咲いていました。
 今まで注意していなかっただけかもしれませんが,黄色のツツジや八重のツツジは見たことがありませんでした。
 黄色の花のなかにはカメムシが一匹…他の花を見ると,や120606_02
はり何カ所かにいました。カメムシって蜜を吸うのでしょうか?
 私のなかでは,お寺とカメムシはとても関係があると思っています。近くの寺でも同じなので…。
 ところで,これらの写真は,普通のデジカメで撮影しました。

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ライコウジキクザクラ

120605_01 5月12日土曜日,天気も良かったので,散歩がてらに,穴水方面の寺周りをしてきました。一番の目当ては「ライコウジキクザクラ」を見ることです。
 穴水町の来迎寺へは,去年の11月にもおじゃましています。(そのときのことは,
http://suzutano.tea-nifty.com/blog/2011/11/post-4a32.html
120605_02に書いてあります)。
 11月に訪れた時,お寺の奥さんから「ここの菊桜は見事ですよ。春にも見に来てください」と言われていて,いつか伺おうと思っていたのです。この日はあいにく,お寺は留守で,奥様と話をすることはできませんでしたが,お庭だけ拝見して帰ってきました。
 菊桜というものを初めて見たのですが,本当に菊のような花でした。落ちていた花を見てみると(下の写真)花弁がバラバラになります。
 来迎寺菊桜,一見の価値があります。

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クリストファー・チャブリス,ダニエル・シモンズ著『錯覚の科学』

 私の読書は,数冊を平行して読みます。ずっと家に置きっ放しで読んでいる本もあれば,鞄に入っていて旅先?でも取り出して読む本もあります。当然,鞄に入っている本は,新書版くらいの大きさのものです。で,まだ読み終わらないうちに,次々と読みたい本が出てきて,ついつい中途半端になることもあります。半分くらい読んで,そのままの本もたくさんあったりして…。
 読み始めた時には,もちろん,それなりに興味があるから手に取るわけですが,昨日の私は今日の私ではない…ことがよくあって,それで興味はうつろうわけで…。
 この『錯覚の科学』は,だいぶん前に,新聞の書評欄で見つけて,これは面白そうだと思い手に入れました(今,メールを見てみると2011年の3月20日にアマゾンに注文しています)。すぐに読んだのですが,いつのまにか本棚に置きっ放しにされ…。
 今回,再度読み始めると,今度はとまらなくなりました。
 

 これはおすすめの本です。
 私たちは,自分の感覚が絶対だと思っています。「おれが見たから確かだ」「UFOはいる」なんて話は,たくさんあります。
 しかし,わたしたちの脳は,そんなに信頼できるのでしょうか? 私たちがあることに夢中になればなるほど,そうではない部分は省略されて認識されることもあれば,直感の方がじっくり考えるよりも確かなこともある。
 こんなあやふやな世界が自分自身の脳の現実だと知っていれば,錯覚に少しは気づくようになるかもしれません。
 本書で取り上げられてる錯覚には「記憶の錯覚」「自信の錯覚」「知識の錯覚」「原因の錯覚」「可能性の錯覚」があります。
 これまでも似たような本を読んできましたが,これが一番分かりやすく,納得できました。参考文献も豊富ですので,発展的に学習したい人にもピッタリです。

 この本の著者たちは,心理学で有名なある実験を考えた人たちです。それは,昨年の3月のブログに書きましたので,よろしければ,ご覧下さい。

http://suzutano.tea-nifty.com/blog/2011/03/post-dbf2.html

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かわいい置き手紙

120603 金環日食を見てきたあとの火曜日,職員室の私の机に置き手紙が。
 「金環日食の写真ください!! by ○○」と書かれていて,さらに,右の絵が書き添えてありました。金環日食のスマイルマークです。かわいいですね。
 これを書いたのは,中学生男子。小学校の時に私が理科を担当していた子です。当時から,理科に大変興味を持っていたので,卒業式の日に,「世界一きれいな周期表」(A4)のパウチしたのをあげたくらいです。そのあとも,時々職員室にやってきて,理科の話をしていきます(この子の入っている部活が時々小学校の体育館を利用しているんです)。
 こういう積極的に関わっている子には,いろいろとしてあげたくなります。
 妹を通して,金環日食の写真や木漏れ日,鏡での観察の写真などをあげました。
 とても喜んでくれたみたいです。

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アルキメデスの螺旋

 『たのしい授業2012年5月号』の「はみだしたの」に「アルキメデスの螺旋」と呼ばれる実際の映像の話が出ていました。
 「アルキメデスの螺旋」というのは,Wikipediaによると

アルキメデスの螺旋(らせん Archimedes' spiral)は極座標の方程式r=aθによって表される曲線である。等間隔の渦巻きである。 θが負の場合も含めると、y軸に対して線対称となる。

と書かれていますが,今となっては,私には意味不明です(^^;)
 映像を見ると,その螺旋を利用して低いところから高いところに水を持ち上げる仕組みが写っています。
 百聞は一見にしかず。ご覧下さい。

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今日の一枚:アミメキリン

120601 これもまたアドベンチャーワールドで撮影した1枚。アミメキリンです。
 金網のすぐそばから撮りました。舌を金網に絡めているところがなかなかかわいい…というかグロテスクですね。
 こうして,金網を入れて撮影しても,面白い写真になるというわけです。
 食べようとしている葉っぱは,金網の外にいた親子が上げたものだと思われます。

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