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地震考古学という学問

120325  3月22日の新聞に「白山で1800年前 液状化の痕跡」という記事が載っていた。内容は,石川県白山市にある弥生時代後期の部入道遺跡群で,震度6クラスの地震による液状化現象の痕跡が見つかっていた…という話だ。
 液状化現象による噴砂は,今までの堆積層を貫いて地上に出てくるために,年代がわかりやすい。その噴射の上に,新たな地層(というか盛り土)が乗っているということは,その噴砂の年代(地震の起きた年代)は,新しく積もった地層よりも古い…ということになる。
 今までの私にとっては,考古学というと「人類ができてからの遺跡を探る学問」であり,地質学といえば「地球の歴史規模の話」だと思っていたけど,この地震考古学は,4000年前くらいまでの遺跡から地震と人間の生活を絡めたような情報がつかみ取れるということで,なかなか興味深い世界なのだ。
 その地震考古学を始めたのが,以下の本の著書である寒川旭さんだ。最近は,この方の本をちょっと夢中になって読んでいる。

 地震考古学は,ますます面白い。
 自分の土地の遺跡を知ることが,今後の地震の減災に備えることになると思うのだ。
 歴史好きな人も科学好きな人も,単に自分の土地の昔を知りたい人にも貴重な1冊だ。

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コメント

「学問では未来はわからない」
あらゆる学者の予想はことごとくはずれています。


最近、何かにつけてシミュレーションというのが流行です。
たしかにシミュレーションによって、答えが導かれる場合もありますが、多くの場合は、誰かが言った一言に流されて、結果として失敗しているケースがとてつもなく多い。

それがまさに、この国が推し薦める「役に立つ研究」として賞讃されて、最後はみんなで痛手を負うわけです。

私は学問に期待をかけてはいけないという考え方です。純粋に追求して、事実を探る。そのうえで、なにか役立つことがあれば、それを参考にすれば良いという、スタンスです。
 

学問と一般人の関係は、商品を買う消費者との関係と似ています。その商品を得たことで、未来がよくなるかどうかなんて、わからないし、すぐに廃棄する可能性だってあるわけですね。

投稿: salir | 2012年3月25日 (日) 23:04

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