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佐藤栄佐久著『福島原発の真実』

 「自らあえて規定された読書」の3冊目は,元福島県知事の佐藤栄佐久氏が書いた福島原発に関する本です。本書の内容のほとんどが,今回の福島原発事故以前の東京電力との知事とのやりとりに関して割かれています。
 彼は,弟の経営する会社の不正疑惑で知事を失脚させられ,有罪にされるのですが,それが,えん罪の可能性もあるのでは…と感じてしまいます。その後知事になった別の佐藤氏は,さっそく福島第1原発3号機でプルサーマルを許可してしまいます。

 日本の原発政策が,この元知事の言うとおりに点検され,方向転換し,民主的な手続きを踏むようになっていれば,福島原発の事故は防げたかもしれない…と思いました。
 日本社会に深く浸透している「構造化されたパターナリズム」の行き着いた先の一つが今回の大震災でしょう。今,方向を変えなければ,次の「行き着いた先」に到着してしまいそうです。
 今こそ耳を傾けておきたい内容です。

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