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市川伸一著『「教えて考えさせる授業」を創る』

 本校でも,一昨年くらいから,市川さんの提唱する「教えて考えさせる」授業も取り入れて授業デザインをしています。まだまだ広がっていない感じですが,特に算数科においては意識してやっているようです(人づてに聞いたようになるのは,私が算数をやっていないから)。

 基礎基本の習得のためには教師が積極的に教えて,そのあとで理解を深化させるために考えさせる授業が効果的である-著者の市川氏はそう述べます。学校現場では「教えずに考えさせる授業」があまりにも多く,それが成果を上げているとは思えないことから提起された授業です。
 確かに,一部の「予習組」と「ひらめきのいい子」が新しい問題の「解決法」を思いつき,そのペースに乗って進んでいくという授業が多いような気がします。教えるべきことはさっさと教えてしまい,それを使って友だちに話をしたり,新たな問題を解いたりする中で,基礎基本は定着するのかもしれません。
 本書の提起に沿った内容の実践本も出ているようです。

 このパターンの授業は,現場であまりやられたことがなくて賛否両論あるようですが,このパターンのみがいいといっているわけではありません。
 理科でも,鏑木さんが,「予習してから行う授業」の実践例を示されていて,教科書の単元を早くしっかり教えるためには有効な気がします。ただし,ちゃんと予習をしてくれればの話ですが…。

鏑木良夫著『教えて考えさせる先行学習で理科を大好きにする』(学事出版,2007)

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