« おとりこし | トップページ | 好きな漢字 »

金森俊朗著『子どもの力は学び合ってこそ育つ』

 金森実践の参考書を紹介しましょう。
 金森氏は,教師の指導力として「人間性」と「社会性」の二つがとても大切であるといいます。「豊かで鋭い人間性と社会性を土台にしてはじめて専門的力量が発揮される」のだと言います。その通りだなあ。
 問題が起きたときに,その問題を「シメタ」にして,その問題解決を通して共に学び合っていける学級づくりができるかどうかが,学級経営のポイントだと思います。
 このような事件解決のための指導力として,金森氏は次の5点を上げています。
一 学級で起きる事件の多くは,当事者だけが関係しているのではないという見抜き。
二 子どもの話を全体の場でとことん聞いていくという姿勢。
三 瞬時に事件を全体の流れの中に位置づける力量。
四 学級のメンバーすべてが納得し,これから笑顔で前向きに歩める場を創造すること。
五 教師としての自分も今回の問題を自分の生き方としてつなげて捉える力。
 以下は,ブクログに書いたレビュです。

 金森さんは2007年まで石川県金沢市の小学校で勤めていました。だから,本書は退職後即書き下ろされた本というわけです。
 「いのちの教育」「デス教育」「ハッピークラス」として日本的に有名になった実践の下になる考え方が随所に語られています。
 教師論,指導論,子ども観,保護者観,そして教育観と社会を見る目など,「これだけ確かな目で見,考えて実践していたんだなあ」と感心しました。そして,わたしもマネできるところはさっそく明日からやってみよう!と思いました。
 引用にも書きましたが,「基礎・基本は現実の文脈の中にこそある」のですから,教師としての指導法の基礎・基本も金森実践の中にこそあるのでしょう。私たち読者がそれを学び取ったとき,その基礎・基本を生かして自分の実践を作り上げていけるのだと思います。

|

« おとりこし | トップページ | 好きな漢字 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/105430/53559067

この記事へのトラックバック一覧です: 金森俊朗著『子どもの力は学び合ってこそ育つ』:

« おとりこし | トップページ | 好きな漢字 »