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山門に釣り鐘が…豊財院

111112_01  能登の羽咋に,豊財院(ぶざいいん)と呼ばれている禅寺があります。正式には白石山豊財院。以前紹介した同じく羽咋の永光寺(ようこうじ)や門前の総持寺祖院と同様に,瑩山紹瑾禅師が開創したと言われている曹洞宗のお寺さんです。
 ここの山門には,なんと梵鐘がぶら下がっています。111112_02この梵鐘は「はんにゃの鐘」と呼ばれていて,物語も残っています。何せ,鐘には,2人の尼さんの名前が記銘されています。あやしいでしょ。
 写真の右上にある建物には寺宝が収められています。
 まず,三観音。いずれも170㎝くらいで,桧一本彫りの馬頭観音菩薩,聖観音菩薩,十一面観音菩薩の3体です。平安時代中期の作。特に馬頭観音は,日本で一番古いのではないかと言われているそうです。すぐ目の前でじっくりと鑑賞することができます。その足元には,昭和4年に檀家の方達からおくられたという,西国三十三カ所のミニチュア観音がずらりと並べられていました。
 二つ目の寺宝は「血書大般若経六百巻」です。11世月澗の発願により,自らの手指を刺し,その血で大般若経を書き写したという代物です。さすがに自分では301巻しかできずに,あとは弟子達が仕上げたようです。この大般若経の一部は,羽咋市歴史民俗資料館でも読むことができます。
 四天王の内,増長天と広目天もいました。後の2体は火事の時に燃えてしまったそうです。

 実は,このお寺でも,お寺の奥様(元坊守さんかな)がいろいろと説明して下さいました。もちろん世間話入りです。
「いまじゃ,檀家は6つしかないけれど,門徒ではない地元の人たちも,いろいろとお世話下さるのでとてもありがたいのです。」
とおっしゃっておられたのが印象的でした。

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