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仏穴と見仏上人

 能登少年自然の家に行って来ました。5年生の宿泊体験学習に着いていったのです。
 どちらかというと,やんちゃな子どもたちなのですが,夜はあまり騒がずに寝てくれました。

 自然の家の「追跡ハイキング」というメニューでは,約7.3㎞の道のりを100分くらいでグループで歩きます。20のポイントで問題を解きながら,ゴールまでもどってくるのです。海岸線には飛び石があったりして,景色を見ているだけでも飽きません。ついつい夢中になって遊んでしまうチームは…ないんですけどね。だって時間との勝負だから。
 私は第12ポイントで待っていました。ここでの問題は「洞穴で修行したという僧侶の名前は」というものです。
 旧内浦町観光協会が立てた看板(昭和38年のやつ)によると「仏穴は,高僧見仏上人が修行された霊場である」と書かれていました。
 あとで子どもたちの問題の解答用紙を見ると,正解の「見仏」「見仏上人」と書かれているのは少なくて,「高僧見仏上」と書かれているものが多かったのです。なぜなら,この看板の1行目の文字が消えかかっていて「上人」の「人」の字が見えなくなっていたからです。でも他の行を見るとちゃんと「上人」と書かれているんですが,そこまで読まないんでしょうね。

111006  見仏上人は,約800年前奥州松島寺に住し,鳥羽天皇が深く帰依された聖僧で,精勤苦行の結果,神通力を以て霊応を示し毎月上旬には松島からこの岩窟に現れて,断食座禅に力められた。
 ここ比那の部落には見仏上人がこの地を去られる時残されたと云う
  三とせまで おりかさねつる 布うらを
        へふたちそめて いつかきて見む
の歌と共に昔語りとして受継ぎ,この聖地を守り続けてきたのである。(看板より)

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コメント

なかなかできた?お子さんもいるものですねえ。
うちの近くの神社の前でも,必ず手を合わせて通っていくおばあちゃんがいます。
何で知っているかというと,祭りの準備などをしていると,鳥居の前に立ち止まっている姿を見るのです。
そのシルエットは確かに美しく感じますね。

信心のないわたしでも,あっとうてきな仏像の前では思わず手を合わせたり頭が下がったりしますからね。

投稿: 珠洲たの管理人 | 2011年10月 7日 (金) 22:34

この仏穴、私にとって思い出の場所です。

みんながハイクで賑やかにさっと過ぎていく中、1人の子が、とっても自然に手を合わせてから、すっと私の前を通り過ぎていきました。
その仕草の美しさが今でも目に焼き付いています。

教えられました。

投稿: まっち | 2011年10月 7日 (金) 21:58

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