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児玉龍彦著『内部被曝の真実』

 原発震災後に書かれた,放射線の内部被曝に関する本を読んでみました。
 以前にも書きましたが,いくら原発を批判しているとはいえ,あの事故があってから「そら見たことか」というような本を読むのはあまり好きではありません。
 でも,本書は,フクシマ後に書かれたとはいえ,その内容は,とても示唆に富むものです。
 これまでの事故後の政府・電力の対応が,ばらまかれてしまった放射能に対してまったくと言っていいほど的確な対応になっていないことがひしひしと伝わってきます。専門的な内容もありますが,大変読みやすいですので,是非読んでみてください。

 

 東京大学アイソトープ総合センター長の児玉龍彦氏(著者)が,7月27日の衆議院厚生労働委員会に呼ばれて発言した内容をメインに収めた新書です。
 私も福島原発の事故以来,「問題は内部被曝を如何に防ぐかだ」とブログなどに書いてきました。本書は,専門家の立場から,その内部被曝について警鐘を鳴らし,「はやく現在の測定方法や法律などをすぐに変えて,対処すべきだ」と,訴えています。
 「人が汚したものを人がきれいにできないわけがない」という熱い思いが伝わってきます。
 時々専門用語も出て来ますが,その都度,脚注がありますので大丈夫でしょう。

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