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永井隆著『この子を残して』

 この土・日,久しぶりに寝転がって本を読んでいました。以前,ブックオフで105円で手に入れていた文庫本です。最近,文庫本くらいの小さい字になるとメガネがないと読みにくいのですが,これはそうでもありませんでした。活字がやや大きいからです。
 本文は,「青空文庫」でも読めます。 
 ここです→http://www.aozora.gr.jp/cards/000924/card49192.html

 ナガサキで被曝した一大学教授。妻を失い,自分も放射線に犯されていて,いつまで命が持つのか分からない。残されるのは,二人の兄妹だけ。この状況で,父親として何ができるのだろうか?
 病床からこの兄妹の成長を見つめる父親の心の叫び。キリシタンでありながらも,ときどき頭をもたげる「普通の人」の感覚。
 キリスト教への記述には,キリスト教徒ではない読者には違和感を感じるでしょう。それでも,「残して」去って行かざるを得ない父親の心境を赤裸々に語ったこの遺言書は,同じ子を持つ父親としてじーんと来るものがあります。

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