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『人はなぜ心を病むか-思春期外来の診療室から』

 「BOOK OFF」で105円。いいんだろうか? 
 私の「BOOK OFF」との付き合い方は,あるめあての本を探すというのではありません。欲しい本があれば,アマゾンで注文すればいいのです。「BOOKOFF」では,主に105円コーナーへ行って,「ちょっと興味があるような題名や内容の本」を購入することにしています。どうせ105円です。ピッタリ来ればもうけもの。まあ,期待に添えなくても,缶ジュースより安い。

 精神科医が書かれた本です。何よりももと思春期外来にいたという経験から語っている…というので読んでみました。
 たくさんあげられている症例や治療例を読んで,体全体でぶつかる著者の医療に対する,いや,人間に対する真剣な姿が伝わってきました。
 学校現場にいる教師達は,これだけ子どもたちに寄り添って考えているのか? 面倒なことを起こした子,勉強をしない子,といって排除しているだけではないのか。そんなことも考えさせられました。
 精神科医が無力になることこそ,自分のめざす社会なのだと言っています(引用を見てください)。

 1987年発行ですから,けっこう前の本なのに,とても新鮮に感じました。それは世の中がこの頃よりももっとこの本が心配するような人が増えているからかも知れません。
 105円じゃもったいない本でした。

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