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「私たちの当たり前」が世界農業遺産

110921  地元のサークルKの外に,写真のようなポスターが貼られていました。
『能登の暮らし 私たちの当たり前が,世界農業遺産』
と書かれています。そして写真には,あばれ祭りや「あえのこと」という田の神様をお迎えする行事,刈り取った稲をかけるための「ハザ」と呼ばれる木組みのワク,手入れされた林,網を直す猟師の姿など,能登にいればだれでも目にする(目にできる)ものばかりが紹介されています。
 そんな当たり前を,先祖代々守ってきたからこそ,先進国で唯一「世界農業遺産」に指定されたのでしょう。単に自然を守ってきたのではなく,自然と人間がどのように共生し,どのように地域の文化を作って来たのかというのは,大変興味深いことなのだと思います。
 今後,このポスターの意味を学校でどのように教えていくのか,考えていきたいものですね。
 総合的な学習の導入にぴったりのポスターだと思います。

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コメント

単に「自然を守る」というのではなくて,人間と自然の付き合い方を守る?という発想が「農業遺産」にはあるのだと思います。だから,変化もOKなだと思いたいです。
アメリカザリガニは悪者だけど,稲は悪者でない…という世界も存在してイイ。でも,コスモスはきれいだし,シロツメクサもかわいいし…という気持ちも大切にしたい。
どうせ,一つの地球なのだから…といっていると生物多様性が失われるけど,それが一つの地球の姿なら仕方ないのか?
オーストラリアに有袋類が生存できたことを,人間の趣味で大切にしたいと思うことには賛成したい。だから別の生きものは持ち込まないで…と私は思います。
「人間も自然ですか?」って子どもたちに問う授業をすると,意見は大きく分かれます。それがまたおもしろい。

投稿: 珠洲たの管理人 | 2011年9月24日 (土) 21:16

「ミネルヴァのフクロウは夕暮れに飛び立つ」という言葉をいつも大切にしています。
いろいろな知識や学問を得ているうちに「将来が見える」と思っていると、あとあとになって如何にそんな予想や考えが愚かなものかと思ってしまうことがよくあります。

「外来種は良くない」ということを一つ言うと、お米もジャガイモもコスモスも、もとは外来種なのですから、日本の食やいままであった景観は無視して良いということになりますし、「いまある生態を守らなければならない」ことに特化すると、少しの環境の変化で多くの動植物が消えることにもなる。
「種の多様性」「遺伝的多様性」そして「生態系の多様性」それぞれに矛盾を抱えている中で、「世界農業遺産」はどこかで廃れざるを得なくなることもあるかもしれない。

難しい選択を今後迫られることもあるでしょうね・・・。

投稿: salir | 2011年9月23日 (金) 13:28

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