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新居信正著『小学校の現場から』

 新居先生の2冊の目の著作(ガリ本除く)を再読しました。ご存じない方のために,紹介しておきます。

新居 信正
フレーベル館
発売日:1980-03
 仮説実験授業研究会と数学教育協議会に所属し,若い頃から定年になってからも精力的に研究を続けてこられた新居信正,47歳の頃の著作です。
 アマゾンではご覧のように表紙の紹介も内容の紹介もないので,ここでは,感想と言うよりも,まずは本書の章立てを紹介しておきます。

1 今日の教育界のカルテから
 日本全国全入音頭/教師まかせの子育ての時代/教育界の「はしゃぎすぎ」を糺す
2 落ちこぼれを恐れることを恐れよ
 なぜ,子どもばかりを急がせる?/子どもののってくるお話はおとなものる/幼保で数を教える前に知っていて得をすること
3 腐敗した土壌ならドジョウは集まってきてふえる
 わが個人史を思い起こすとき/学習意欲逓減に関する板倉の法則/「がんばる」とはいったいどういうことか/幼児の素直さに教師が学べば/子どもにとって集団とは何か/自分と集団を高めるアツカマシサ/「教育的でない」とはどういうことか/遊び好きだと思うてはくれるな

 新居先生が,教室の子どもたちに言って聞かせてきた名言もたくさんはいっています。
 教育界に氾濫する「子どものために」という大義名分のいかに中身のないことか! 今でもその状況はほとんど変わっていないことに気付きます。大人への,教師への厳しいひとことひとことを気持ちよくうけとめて,元気をもらって教室に向かうことができるでしょう。

 残念ながら,今じゃ古本でしか手に入りません。どっかで見つけたらすぐに購入しましょう。少々高く感じても,最近の「通りすぎていく教育書」を買うよりはよほどためになります。本当の教育原理は本書のなかにあります。

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