« 小原茂巳他著『よくある学級のトラブル解決法』 | トップページ | 新居信正著『また女の先生か』 »

追悼:中村とうよう

110827  大学生時代以来,30年以上も,ずっと購入し続けている雑誌がある。『ミュージック・マガジン』である。
 中~高校時代に洋楽が好きだった私は,学生になるともっと幅広い音楽を聴くようになった。その自分の音楽の世界を広げる〈手引き〉となったのが『ミュージック・マガジン』だった。『ミュージック・マガジン』という雑誌は,単に新しい音楽の紹介だけではなく,その時の文化や時代状況などをからめていろんな情報を発信してくれているのも気に入っていた。
 本書の初代編集長は,中村とうようという人だ。実際に会ったことはない。ずっと以前,NHK衛星テレビでワールドミュージック特集のようなものをやったときに解説者として出ていたのを見た程度だ。
 学生以来ずっと購読しているといっても,最近はほとんど中身を読まなくなった。惰性で買っているようなものだ。でも必ず目を通していたのが,たった2ページの「とうようズトーク」である。それこそ,国際状況や国内政治のいざこざなどについて,歯に衣着せぬ物言いの文章を読ませてくれたのだった。
 要するに中村とうようさんとは,少なくとも毎月1回,2ページ3段組の付き合いを30年間やってきたことになるのだ。わたしにとってこういう人は他にはいない。
 そんなとうようさんが,自死したという。なんと,今月号(2011年9月号)の「とうようズトーク」の最後は,「今からマンションから飛びおります」という宣言なのだ。

 という訳で,読者の皆さん,さようなら。中村とうようというヘンな奴がいたことを,ときどき思い出して下さい。

という文章で終わっている。「他人さまに迷惑をかけてまで長生きしたくない」とも言っていたというとうようさんの突然の訃報を聞いた今,なんとも心の整理がつかない。
 次号の『ミュージック・マガジン』特集は,「追悼 中村とうよう」らしい。

|

« 小原茂巳他著『よくある学級のトラブル解決法』 | トップページ | 新居信正著『また女の先生か』 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/105430/52584884

この記事へのトラックバック一覧です: 追悼:中村とうよう:

« 小原茂巳他著『よくある学級のトラブル解決法』 | トップページ | 新居信正著『また女の先生か』 »