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小原茂巳他著『よくある学級のトラブル解決法』

 この夏出版された仮説社の本。著者は,小原茂巳さんをはじめ,山路敏英さん,伴野太一さん,小川洋さん,佐竹重泰さん,田辺守男さんです。いずれも仮説実験授業の実践者で,老若入っています。

小原 茂巳,伴野 太一,小川 洋,田辺 守男,佐竹 重泰,山路 敏英
仮説社
発売日:2011-08
 本書は,書名通り最近の学級でよくあるトラブルに対する教師のつきあいかたの方法が書かれています。
 というとハウ・ツー本のようですが,そうではありません。子どもたちの問題は大変個性的でひとつひとつ違います。だから「不登校にはこれ」「親からの苦情にはこれ」といった解決策がすぐにあるわけではありません。
 が,そんな個性的な現象が次々と現れる現場にとって,本書が役に立つと思うのは,不登校やクレームやいじめなどが発生したときに寄って立つ教師の「それらの<問題>の捉え方」や「姿勢」が的確に述べられているからです。
 本書のまとめ役である小原茂巳さんは「苦情に対して なぜありがとうなのか」と書いています。このタイトルを見ただけで,「これはちょっとちがうぞ?」と思いませんか。
 すべての悩む教師達に読んで欲しいです。お薦めです。 

 本書に取り上げられている事象を見て「こんなことは自分の学級だけ絶対に起きない」とは言えません。これらの事象は,ある意味,子どもの発達段階の問題だったり,時代が作り出した物だったりするからです。

 「今,ちょっと悩んでいるんだ」という方だけでなく,もしこういう問題が起きたときにも,冷静に対応するために,この夏,ご一読をお薦めします。といっても,あと5日ほどしかないけど…。
 

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