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『教育勅語-昭和天皇の教科書』

 今日は,変わった新書の紹介です。
 ブックオフで105円コーナーに売っていたので買って読んでみました。なかなか面白い本でした。

 戦前,国民の生活をも縛った『教育勅語』に関する解説書の中でも特に注目すべきものが新書版で紹介されました。それが本書です…といっても,そう書いているのは本書の「推薦の辞」を書いている明治神宮司外山勝志さんですが…。
 杉浦御用掛は,満13歳の少年裕仁親王(後の昭和天皇)に対して11回に渡り『教育勅語』をご進講したそうですが,その内容の一部がこうして紹介されたというわけです。
 「『教育勅語』にはとってもいいことが書いてあり現代でも大切にしたい道徳だ!」とおっしゃっている方もおられます。私も内容そのものについては,全面否定する気はありません。
 が,私が『教育勅語』などについて問題にしたいのは「道徳的な生き方を国家が押しつけた」という点にあるのです。だから,現代でも『教育勅語』ではなくても「大切だから」という思い込みだけで,子どもたちに教え込むことは大変危険だと思っています。
 説明には歴史上の人物や出来事も紹介しています。これはとても勉強になりました。
 平成天皇は,こういうことを学習させられたのでしょうかねえ。今の皇太子はどうなんでしょうか。
 小さい頃からTVで「皇室アルバム」を見ながら,「なんだこの人たちは」と思っていたことを思い出します。

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コメント

教育基本法は決して悪いことがかかれているわけではありません。しかし、万能とも言えません。

教育勅語もすべてを現代の教育におくことはできないでしょうが、参考にする点は多いにあると思います。

例えば、福島原発の事故後の東電の対応は、教育勅語があったのなら全く違っていたでしょう。
一貫して述べていますが、119番通報していたら、多くの人を適切に避難させることができたでしょう(義勇、公益世務)。


差別的な意味ではありませんが、社会的に影響のない方というのは、好き勝手に行動しても構いません。しかし、社会的影響・人の将来や命に関わるお仕事をされる方・それを目指す方が好き勝手に行動してもらうと困るのです。


戦後の歴史教育なんかは非常に、そういう意味では変な教え込みが多いと思いますね。広島の平和公園「過ちは二度と繰り返しませんから」は、原爆を落としたアメリカが述べる言葉だと私は思いますが。

投稿: salir | 2011年7月20日 (水) 08:20

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