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能登半島・里山里海が「世界農業遺産」に

 いやー,うれしいことがあるものです。
 私たちの住んでいる能登半島の先っぽが,「世界農業遺産」に指定されました。日本では初めてだし,先進国でも初めてのことらしいです。これまで発展途上国の8カ所が指定されているだけだと言いますから,能登は日本の発展途上地域なんですよね。そうですよね。だいたいこんな所に人が住んでいるのか!って思っている人がいっぱいいますから。
110611 珠洲市庁舎には,右のような垂れ幕が下げられました。
 私は,奥能登の珠洲(すず)に原発誘致問題がくすぶっている頃から
「ビリッかす向きを変えれば先頭に」
という言葉を言いながら,
「この自然を生かし,残すことこそ,これから価値のあることになるのだから,原発を呼んできて一攫千金を狙うのはよそう」
「地道に地域のよさを訴えていこう」
と呼びかけてきました。原発推進派のみなさんは
「自然で飯が食えるか!」
とおっしゃっていましたが,これで少しは道が開けたのではないでしょうか。

 ビリッかす 向きを変えれば先頭に

というのは,私の師匠である板倉聖宣氏の考えた発想法かるたの中の一つです。
「時代の変わり目にはしばしばそういうことが起きるのです。」(板倉聖宣著『発想法かるた』仮説社,1992より)

 世界農業遺産ってなんじゃ,という方は,左「おすすめサイト」の「キノコ日記」をご覧下さい。このブログは,珠洲にある「里山里海自然学校」駐在員の赤石キノコ博士のサイトです。

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コメント

salirさん
いつも独特の視点でのコメントありがとうございます。
環境は「わ」と「さかい」という意味だということ…もっともですね。
今回の遺産の指定は,一応それなりに自然と人間が調和してその環境の中に住み続けている…ということを言いたいのだと思います。

<変化も含めた調和>を考えると,シロツメクサもコスモスもセイタカアワダチソウも仕方ないことなのでしょう。ま,動物の方は,捕獲しやすいこともあり,なるべく広がらないようにしているようですが。アメリカザリガニなど。

投稿: 珠洲たの管理人 | 2011年6月14日 (火) 06:14

少し独特な視点で、たぶん圧倒的少数意見になるかと思いますが(汗)

例えば、いまって耕地整理がされて、どこもかもが良く似た田んぼになってきていますよね。「里山里海」もこうした類に入るのかなと思うのですが、何か画一的で、自然とはかけ離れている印象があります。でも、現実的にまさか千枚田のような形にしていくことは難しいわけですし…。
「環境」という字は、“わ”と“さかい”です。一定の環を境に見ていくが環境で、広域の意味ではありません。
それぞれの、環境そして特色をどう活かしきれるかが課題になると思います。

そして、コメントのトキやコウノトリ。日本のトキが絶滅し、中国から来たわけですが、これだけ変わった環境に連れてこられて可愛そうという思いもあります。東京でスズメが見かけられなくなったように、トキにとって本当に適当な環境なのかなと疑問もあります。

コスモスは、外来種ですけれども、引っこ抜こうという運動は起きない。ブラックバスなどは徹底的だったりするのに。。。保護・保全だけではなく、変化も認めていかなければなりませんね。

投稿: Salir | 2011年6月13日 (月) 10:17

保全のためにどれくらいの予算がつくのか?
国や県の力がないと地元だけでこの遺産を守っていくのはむずかしいでしょう。
珠洲の田んぼにもトキやコウノトリが来ました。
それが定住してくれるといいのですがね。

投稿: 珠洲たの管理人 | 2011年6月13日 (月) 06:45

「ビリッかす向きを変えれば先頭に」
なるほど,ぴったり当てはまりましたね。
市庁舎の垂れ幕に加えてもらえないでしょうか?
能登の里山・里海活動に注目していきたいです。

投稿: のむ | 2011年6月13日 (月) 05:58

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