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『山田洋次映画を創る』

110504  山田洋次・冨田美香編著『山田洋次映画を創る』という本を読みました。先輩の教師に勧められて…です。この先輩女性教師は,とてもステキな方です。子どもにも同僚にも優しくてしっかりしていて,たぶん若い女性教師からは「ああ,こんな先生になりたいなあ」と思うようなオーラを持っています。その先生は今年度転勤してしまい,今は別の学校にいますが,転勤するという前の日に「これいい本だから読んでみて」といって貸してくれました。
 本書は,山田組(山田洋次監督を中心とする映画スタッフたち)と立命館大学の学生が一緒になって創った映画『京都太秦物語』の軌跡をまとめたものです。この記録がそのままとても素晴らしい教育書になっています。映画の創り方の本ではありません。「学ぶとはどういうことか」を感じ取れるという本です。
 立命館大学の学生がプロのスタッフと一緒に映画を創る中で学んだことは,スタッフの打ち上げ会のスピーチや学生の最後の作文に現れています。その学んだことの中身は,単に「映画作りのノウハウがわかった」ということに止まらずに,「人間との付き合い方」や「仕事に対する姿勢」などについても広がっています。
 小此木啓吾が「モラトリアム人間」といってから随分と時間が経ち,今の学生はモラトリアムであることが当たり前になった感がありましたが,今回のこの映画創りに参加した学生たちのほとんどは,今の大人の姿勢からしっかり学び,一歩成長した自分を感じています。
 今,寅さんシリーズのDVDが廉価で販売されていて私も購入しています。ワンパターンの物語の中なのに,さまざまな人間模様を描いて涙と笑いを与えてくれる「寅さんシリーズ」は,何度見てもいいですね。本を貸して下さった先輩教師も,このシリーズを購入しているそうです。
 

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