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戦前の『朝日年鑑』

110515   古本が好きです。アマゾンやブックオフの古本もよく利用しますが,いわゆる古書というか,昔からの古書店にあるような本を集めたり読んだりするのもけっこう好きです。
 右の本は昭和十八年の『朝日年鑑』(朝日新聞社發行)です。箱や表紙には「紀元二千六百三年」と書かれています。「紀元」なんて年号を堂々と使っているので,これだけで授業の導入ができます。
 『年鑑』には,それこそいろいろな資料が入っています。そのひとつひとつを読むわけではありませんが,パラパラ見ているだけでもおもしろいです。
 例えば,昭和十八年の略暦のあと,本書の最初に出てくるのが「大日本帝国皇室」という項目です。
天皇陛下…御名裕仁(ヒロヒト) 大正天皇第一皇子男子,明治三十四年四月二十九日御降誕,御名を裕仁(ヒロヒト),御稱號を迪宮(ミチノミヤ)と稱し奉る,…以下略…

110515_02  また,本に収録されている「広告」が当時の世相を反映していて,とてもおもしろいです。広告というものは目に訴えるように作られているので,これもまた授業のネタになります。
 例えば,「大日本帝国皇室」の前のページに出ていた広告(下の写真)からは,「テイチクレコード」「大東亜戦史」などという文字がすぐに目につくし,「重要録音」の欄に出ている人の名前を調べることで学習することもできます。そこにはカタカタ名前の人も出ているので,ここから三国同盟があったことにも繋げられるでしょう。
「後援・推薦・協賛」欄を見ると,日本帝国上げて応援していることも分かるし,この団体を調べることで当時の大政翼賛の様子を感じることもできます。
 で,こんなのを見ると,今度は「本当の声」も聞きたくなったりするんですよね。

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