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『悩めるみんなの統計学入門』

110119_2 「たのしい授業ML」で話題になっていたので,この年末に取り寄せて読んでみた本が『悩めるみんなの統計学入門』(技術評論社,2010)です。著者の中西達夫さんは筑波大学大学院を中退してソフトウェアー関連の仕事に携わった人。
 右の本の表紙を見てわかるように,最近流行の『もし高校野球の女子…』と同様,女子高校生が身近な話題から「統計」の話を進めてしていきます。難解な統計学の内容も,そのお陰で,少しは簡単になっているかどうかは…ご自分でお読みください。

 優衣は特に目立ったところもない,いわゆる“普通”の女子高生です。親友の千明からもよく「優衣って普通だねえ」といわれます。

という書き出しではじます。優衣は「普通ってどういうこと」という疑問を持って統計学に入門していきます。「平均はその集団の真ん中=普通,とは限らない」「平均を見る前に分布を見ることが大切」など,なかなかためになる話が満載です。
 カイ二乗検定やt検定など,「なにも見ずに説明してみろ」といわれると未だにまったくいえない状態ですが,そんな難解そうなものを読んでみて一応は理解できたと思えるのがうれしいです。

 統計学には興味があるけど,ちょっと敷居が高すぎでついて行けないかも…という方には,とりあえずまず本書を読んでみることをお薦めします。

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