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光田健輔の『回春病室』

 光田健輔著『回春病室』を読みました。昭和25年発行で,ネットの古本屋でも手に入らなかったので県立図書館から借りて読んでみました。
 光田健輔は,日本のライ救済の父として,あるいは優生手術をやった野蛮な医者として,またあるときには患者に優しい医者として,あるいは,ハンセン病の隔離政策を最後まで続けた暴君として…ハンセン病問題に関心のある人たちならば一度は聞いたことのある人だと思います。
 本書は,あとで出た『愛生園日記』と同様,自伝的な話です。『愛生園日記』と重なる部分もたくさんあるし,より詳しく描かれているところもあります。
 ハンセン病に興味をもった光田が,一生懸命「日本の国からハンセン病菌を撲滅しよう」という善意で寝る間も惜しんで邁進する姿が現れていて,心が痛くなります。
 彼のとった行動は最初から間違っていたのでしょうか。それとも途中から変になってきたのでしょうか? ハンセン病に興味のある人は,一度手にとってお読み下さい。

 なお,私が以前,『愛生園日記』を元にまとめたレポートに「ハンセン病撲滅への善意」がありますので,興味のある方はお読み下さい。

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