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基礎学力の向上

 まずは次の文章(対談)をお読みください。

高橋 ことしの本町教委のたてた教育目標には第1に「基礎学力の啓培」をとりあげた。これは簡単にいうと国語,算数に十分の力をいれてほしいということだ。
山瀬 学校では児童生徒の心身の発達段階に応じた基礎的なものをつかんでやっている。国語,数学には「基礎指導配当表」をつくり,月々毎週その配当表によって進めている。どの学校でも書取大会とか,計算テストなどを行って向上につとめている。
橋本 基礎学力の低下ということは全国的な傾向だろう。この向上には復習と予習が絶対大切だ,学校の授業を真剣にやることは勿論だが,家庭で予習,復習を必ずするというしつけをつけてほしい。
滝尻 子供が家へ帰ってから勉強しやすい環境におかねばならぬ。家庭で「何時から何時までは勉強時間だ」と決めてこの時間は子供も外へ遊びに出ず,親達も用事をいいつけないということに児童生徒会とPTAで決めたいものだ。(後略)

 高橋さんは町教育長,山瀬さん,橋本さんは町立中学校校長,そして滝尻さんは町立小学校校長です。
 さて,それではこの対談記録はいつ頃のものだと思いますか? 
 次の中から選んでみてください。
 ア 今年
 イ 2年ほど前
 ウ 10年ほど前
 エ 20年ほど前
 オ 50年ほど前
 文章表現がちょっと現代風でないので古そうですが,話されている内容は,最近の「基礎学力を重視しよう」というものと似ています。
 この文章は,旧能都町発行の『広報・能都第2号』(昭和33年5月15日発行)に「基礎学力の向上え」と出して掲載されたものの冒頭の一部です。4月末に行われた座談会が元になっているそうです。もう50年も前のことです。
 こうして読んでみると,「今も昔も教育って変わっていないなあ」って思います。この50年間,それなりに努力はしたのだろうけれども,肝心の部分をぬきにしてあーだこーだといっても何も変わらないんですね。
 学びがいのある内容を教えていかないと,どれだけ繰り返そうが,家庭で一斉に勉強時間を作ろうが,又同じようなことが持ち上がってくるのだと思います。やっているときは少しは効果があるのだとは思いますがね…。

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