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柱ないと「狼」にも…という記事

 2010年3月1日の『北國新聞』の生活面に「脳を鍛える」というコーナーがある。著者は田渕英一富山短大教授だ。彼のこの日のテーマが「教育って・上」というもの。
 内容は,戦後日本の教育は,その時々の時代に翻弄され続けてきただけで,「柱」となるものがなかったのではないのか…というもので,これはこれで「そうかもしれないな」と思う。
 しかし,その前段として話されているのが例の「アマラとカマラ」の狼少女の話だ。ちゃんと教育されないと「人間として生まれても,人間にはなれない」という話のために創り上げられたものだというのは最近読んだ本にも書いてある。その本は,鈴木光太郎著『オオカミ少女はいなかった』(新曜社)である。
 だいたい,四つん這いになって走るのが立って走るより速いとか,あり得ない話が多い。原典にあたってみると,「これは生態的なものだからあり得ないだろう」という話が入っているのに気づくだろう。
 田渕教授は,どの程度この話を信じているのだろうか。心理学の分野では[神話」としてすでに否定されている「アマラとカマラ」を論文の導入に持ってくるようでは,あとの意見も説得力はあるまい。

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