月刊『たのしい授業』を薦めます

 今月号は,「常識と科学の論理の対決」のようなお話でした。ま,対決と言ってもそこは仮説実験授業。その対決を止揚した授業となっています。
 学校の常識に振り回されて自分を見失う教員の何と多いことでしょう。「こんなはずではなかった」と学校を去って行く若者もいます。「わたしの居場所がない」と学校に来なくなる子ども達も大勢います。自分を発見し,友達と切磋琢磨しあうのはたのしいことのはずなのに,ほとんどそれがないのが今の日本の学校です。
 今月号の「私たちの立場」という文章の冒頭で,竹内三郎元仮説社社長は,次のように述べています。

 日本の学校はできてからこの150年ばかり,「もともと多様である子どもを,同じような価値観の人間(人材)に育てる」ように機能していきました。
 70年ほど前に「民主教育」がはじまってからもその方針は変わらず,古臭い教育内容も組織も,応急手当ばかりで,根本的な検討はされませんでした。だから,「勉強は苦しいもの」であり続けてきました。そのしわ寄せが教師に押し寄せてきて,今や「苦しい教師」が続出しています。(本書,p.5)

 こういう日本の相変わらずの教育界の現状に対して,「こんなたのしいこともできるよ」という具体例を示してくれているのが今月号です(毎号,そうですが(^^;;)。そこには,学生時代に理科に落ちこぼれたのに,今は,初等理科教育法の先生となって大学生を教えている方も出てきます。
 『たのしい授業』は,新しい教材の扉でもありますが,元気の出る教師入門の扉でもあります。ぜひ,定期購読して読んでみてください。

|

南禅寺の三門

Sanmon_01  京都の見納め(今後は数年に一度しか行かないだろう)として選んだのが,石川五右衛門でご存知の南禅寺の三門。ここにのぼるのも3度目かな。三門上部(楼上)の中に入ることはできず,僅かな間から眺めた。
 京都の町が一望できるわけではないが,毎回,こういう場所に登れること自体の価値をかみしめているのである。

Sanmon_02  ところで,三門は,山門と書くこともあるが,一般的に三門が正しいそうだ。「三門は空門・無相門・無願門の意味で,仏教修行の三解脱をあらわす」(三門拝観券裏の解説より)らしいので,三門が正しいのだろう。この三門は「日本三大三門」の一つだという。後の二つは,さて,どこだろうか。

|

大徳寺塔頭 龍源院

 能登の領主だった畠山義元たちが創建したという…能登と聞いただけで親近感が沸く。
 このお寺は,方丈と書院,そして庫裡という小さな建物と,いくつかの印象的なお庭でできている。ここはお庭の写真はOKだったので,何枚か紹介しよう。

 庭の紹介をする。

Ryougenin_01 ○方丈の前庭(南)…「一枝坦(いっしだん)」(写真上)
 蓬莱山,鶴島,亀島を模した石組みと苔のお庭。

Ryougenin_02 ○方丈の後庭(北)…「竜吟庭」(写真下)
 室町時代に相阿弥が作庭したと伝わる。杉苔が大海を表し、その美しい苔庭から「洛北の苔寺」とも言われているそうだ。
○方丈の東側…「東滴壺」 坪庭ですね。わが国では最も小さい坪庭だそうですが,本当かねえ。うちの庭の方が小さいという人もいるだろうが(笑)
○書院の前庭…「阿吽の石庭」 よく分かんない

 大徳寺には,ほかにも見学できる塔頭がいくつかあるのだが,コロナ対策だったことと夕方4時近くだったことで,閉まっていたところもあった。

 

|

大徳寺 大仙院

 Daisenin_01大徳寺にある塔頭の一つ。なにげなく入ったのですが,なかなかたのしい出会いがありました 。このお寺さん,ちゃんと案内の人が解説をしてくださいます。その解説の最後に紹介されたさまざまな書が,どっかで見たことのある文字でした。枯山水の庭園が味わい深い。ここは庭園も撮影禁止。心の中に納めます。

 さて,その解説してくださった方が最後に紹介してくれたのが,いくつかの文章Daisenin_02と書でした。「気は長く、心は丸く、腹を立てず、人は大きく、己は小さく」(書の例は,たとえば,ここにあります。)。見たことあるなあ,この文字。これらの書を書いたのが,ここの元住職の尾関宗園さんです。今は,閑栖という立場です。この方は,かつての11PMなどにも出ていたそうで,33歳という若さで住職になったと著書の説明にはありました。

Daisenin_03_20210405182901   尾関さんの著書や短冊の売り場もあったのですが,そこに本人が登場してくださり,ひょんなことから会話をすることもできました。そんでせっっかくなので,著書を一冊購入し,ついでにサインもいただき,さらには写真まで一緒に撮ったりして…。その時だけマスクを外しました。

Daisenin_04_20210405182901  何年も通った京都の〆で,こういう出会いがあって,なかなかたのしい京都観光でした(念のために言っておきますが,刊行のために言ったのではありません。あくまでこれは空いた時間でのこと。引越のお手伝いに行ったのです)。

|

具足山妙顕寺

Myoukenji01  次に訪れたのが,妙蓮寺から車で数分の場所にある妙顕寺。実は,妙蓮寺のパンフレットによると,「1420年頃,本迹勝劣,本迹一致の論争を契機に妙顕寺を退出した日慶聖人によって再興された」とあって,妙顕寺と妙蓮寺は,因縁がありそうです。

Myoukenji02  さて,その妙顕寺。山の名を付けると具足山妙顕寺。鎌倉後期1321年創建です。京都における日蓮宗最初の寺院だそうです。おー,これは貴重な情報ですね。日蓮聖人の孫弟子にあたる日像聖人による建立です。この点も,妙蓮寺と同じですね。妙蓮寺も日像聖人建立ということになっております。
 案内パンフには「龍華(りゅうげ)」「四海唱導(しかいしょうどう)」という文字が書かれています。
 妙顕寺には,「四海唱導の庭」「竹の坪庭」(写真上 )「光琳曲水の庭」(写真中)「五色椿と松の庭」という4つのお庭があって,いずれも中から外へなら写真は自由です。

Myoukenji03  このとき,ちょうど芸術展みたいなものをやっていて,いくつかの部屋に現代アートが飾られていました。(写真下2まい)Myourenji04

Myourenji05  おっとこれで終わると桜の花がまったく出てきませんね。桜を一枚追加。このお庭は「四海唱導の庭(龍華飛翔の庭)」で,前に見えるのは勅使門です。

|

卯木山妙蓮寺

Myouren01  久しぶりにお寺さんの紹介をします。
 今回は,「京都,桜,寺社」で検索をかけ,ヒットした寺社の中で,まだ行ったことのないお寺さんを選んで行ってきました。
 2寺とも,名前から分かるように日蓮宗のお寺です。

Myouren03  最初に紹介するのは,卯木山妙蓮寺。長谷川等伯一門の襖絵が何枚も飾られていて,なかなか迫力がありました。永仁2年(1294年)創建のお寺さんです。大本山と言うだけあって,塔頭寺院をいくつかもっているそうです。卯木山の「卯木」というのは「柳」の寺を分解したものだそうです。妙蓮寺が最初に建立された地が「柳酒屋」というお宅の邸内だったことに寄るそうです。
 見どころは,十六羅漢石庭かな(写真上)。あと,妙蓮寺椿という早咲きの椿がありました(写真中)。もう花は少ししかついていませんでした。室町末期の連歌師宗祇が「余の花は みな末寺なり 妙蓮寺」という句を残しています。

Myouren02  車は境内まで入れるので便利。桜の季節でしたが,駐車場には充分余裕がありました。写真(下)で桜の奥に見えるのは,1617年建立の袴腰形鐘楼。なかなかきれいな鐘撞き堂でした。

 次に訪れたのが,妙蓮寺から車で数分の場所にある妙顕寺。実は,妙蓮寺のパンフレットによると,「1420年頃,本迹勝劣,本迹一致の論争を契機に妙顕寺を退出した日慶聖人によって再興された」とあって,妙顕寺と妙蓮寺は,因縁がありそうです。
 以降は次のページで。

|

今年の目標

 ブクログというクラウド上の本棚を利用して数年になる(左側のメニューにリンクがあります)。すでに900以上の本や映画を登録した。なるべく感想も書いていこうと思っている。
 退職してから,自分の時間がわりとあるので(とくに冬季は),読書と映画鑑賞の時間が増えた。記録するのも大変だが…。
 いろんな人の本を読んでいて,自分でも一応,1年間の目標を立ててみた。
 ① 本は,年間100冊くらいは目を通していきたい。
 ② 映画は200本を目指す。
 本は,これだけ購入するとさすがに大変なので,図書館も利用する。映画は,NHKプレミアムシネマがあるし,amazonのプライムビデオがあるので,まずは,その無料のやつから…。
 昨日のように,映画を見ていて,突然,アメリカの南北戦争に興味を持ったりするので,この目標がどのように進んでいくのかは分かんない。今のところ,読みたい本,見たい映画,録画してある映画は,キリがない…。要するに,追い付いていかない。

 今日登録した本は以下の本。とってもおもしろかったぞ。

 これはおもしろ本です。「武田鉄矢の朝の三枚下ろし」でこの本の話を聞いて,これは読んでみたいと思って手に取りました。
 10章にわたって,人類が起こした「取り返しのつかない失敗」が書かれています。その大いなる失敗そのものもおもしろいのですが,著者の文章表現の仕方がユニークなので,リズムよく飽きずに読めました。
 この辺りのことについて,翻訳した禰冝田亜希さんは,次のように述べています。

 何をおいても、とにかく面白い本である。心理学、歴史学、人類学、考古学、科学など、多岐にわたる分野の学術的な流行や思考方法をなにげなく絶妙に混ぜ込んだ内容もさることながら、本書の最大の魅力は、できる限り正確に本書を記そうとする生真面目さに、ときおり皮肉とナンセンスと風変わりなユーモアを交える著者の書きっぷりである。このギャップが独特の面白さをかもし出し、私たちの認知バイアスがどのように失敗にかかわってくるかをつまびらかにしていく過程は、初めから終わりまで読む者を飽きさせない。(本書 p.274)

 本当にこの通りです。翻訳もうまいんだと思います。翻訳物は(とくにユニークな表現があるとなおさら),日本語が読みにくい人が多いですから。
 そして,こういうユニークさは,単なる読者を飽きさせないでおこうという意図以上のものがあるのではないか,と,禰冝田さんは次のように述べます。

 なにやら人類の「失敗の神話」のようで、しまいには袋詰めになる切ない絵が目に浮かぶが(著者は人類が泣いてもいないうちから、鼻先にティシューを突き出すようなキャラである)、こんなふうにユーモアたっぷりに語るのはなぜかと言うと、伝えたいことを伝わりやすく、効果的に伝え、既存の価値観の枠組を超えて、本質的に時代を良くしたい思いがあるからだろう。これは今の時代に最も必要なことではないだろうか。(本書 p.276)

 なにやら,翻訳者の紹介ばかりになってしまったが,とくにかく,本書は,これまでの人類の大いなる失敗をわたしたちに示し,さらに,今後も同じような失敗(もちろん「できごと」は違うが,本質は同じような失敗)をしてしまうのではないかと危惧を示しています。その最たるものが宇宙ゴミではないか…という指摘に,ドキッとしました。宇宙ゴミで人工衛星などがバラバラになり出すと,GPSも動かなくなる。天気予報もできなくなる。なんかすごい世界になりそうです。
 わたしたちの脳は認知バイアスがかかっていて,時折判断をあやまることがある。このことを肝に銘じていたいものです。
 わたしだけは大丈夫。今は大丈夫。そんな大袈裟なことは起きない。みんなが言っているから大丈夫だろう。これらは,すべて,危ない!

|

南北戦争時の旗

 『続・夕陽のガンマン』を見ていたら,その舞台がアメリカ南北戦争のころの話だった。そこで,見なれない旗があったので,「これは南軍(アメリカ連合国)の旗に違いない」と思って検索してみたら,見事正解だった。北軍は,星条旗を使っていたようだ。この映画にも,その南北両方の陣地が出てくるので,ガンマンたちが,今どの集団といるのかが分かって便利。アメリカでは常識なんだろうな。
 そうそう南軍は,奴隷制存続を目指していたこともあり,今回のトランプ騒ぎで,この旗や銅像などが改めて嫌われているらしい。

Navy_jack_csa この旗はアメリカ南北戦争(Civil War)の時の通称「サザンクロス」と呼ばれる南軍戦闘旗です。
よく知られている3:5の横長の旗は"Confederate Navy Jack"という南軍の海軍旗で、もとになった戦闘旗の正式縦横比は1:1の正方形になっています。
Confederacyという言葉は南部連合国とか南部連邦・南部盟邦と訳されていますが、字義通り訳すと”反連邦”という意味になります。
解説は,http://www.kishodo.co.jp/f-chishiki8.htmlより。
旗の写真は,Wikipediaより。

 映画も勉強になるわ。

|

旧鵜島小学校の校歌が…

001  60年ほど前の卒業文集(母の持ち物)を見ていたら、今はなくなった鵜島小学校の校歌が出てきた。当時は、卒業生も59名いたらしい。今じゃ、統合した宝立小学校も、宝立小中学校として統合された。楽譜がないのでどんなふうに歌うのかはわからない。歌詞を見たら歌える人いるかも。

|

D.T.B.W.B『BALLAD』

 宇崎竜童率いるダウンタウンブギウギバンド(D.T.B.W.B)のバラード盤。12インチLPだったようだ。

〈Yahooショッピングの解説より〉
製造国 : JPN  リリース年 : 1979 
 宇崎竜童率いる人気バンドのバラッドチューンのみを集めたベストアルバム!!
 山口百恵はじめ、数多くの楽曲提供をしている希代のメロディメーカーである宇崎ならではの傑作揃いで、山口百恵がこの曲を聴き宇崎竜童に曲を書いてもらおうと思った、きっかけになったと言われる名作A-3はじめ、全10曲を収録!!

引用終わり

 ノイジーなギターもあったりして,なんともロックでポップなできあがり。
 あの山口百恵は,僅か数年のうちに,宇崎・阿木コンビ作詞作曲によるヒット曲を出しまくるのであった。

・横須賀ストーリー(1976年)
・夢前案内人(1977年)
・初恋草紙(1977年)
・イミテイション・ゴールド(1977年)
・乙女座 宮(1978年)
・プレイバック part2(1978年)
・絶体絶命(1978年)
・曼珠沙華(1978年)
・美・サイレント(1979年)
・愛の嵐(1979年)
・しなやかに歌って(1979年)
・謝肉祭(1980年)
・ロックンロール・ウィドウ(1980年)
・さよならの向こう側(1980年)

|

«スネークマンショウー『死ぬのは嫌だ、恐い。戦争反対! 』